東京都写真美術館のリニュアルオープンに伴い、龍村仁監督作品『地球交響曲第八番』の凱旋ロードショーおよび第一番から第七番までの全作品を一挙公開する運びとなりました

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「地球交響曲第八番」は、2015年春に封切、昨年に続く凱旋ロードショーとなります。
第八番では、大震災を経て、私たち日本人は今、真の復活を遂げるために何に気づき、何をなさなければならないのか、600年前に奉納された能面「阿古父尉」に込められた世阿弥からのメッセージ、震災からの気仙沼の海の復興、樹の精霊に導かれたかのように、人智を遥かに超えた世界から聞こえてくる声に耳を傾ける内容となっております。

地球(ガイア)の声が、きこえますか。

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映画『地球交響曲(ガイアシンフォニー)』とは、イギリスの生物物理学者ジェームズ・ラブロック博士の唱えるガイア理論、「地球はそれ自体がひとつの生命体である」という考え方に勇気づ けられ、龍村仁監督によって制作されたオムニバスのドキュメンタリー映画シリーズです。

美しい映像と音楽、珠玉のことばの数々によって織り成されるドキュメンタリー映画『地球交響 曲』は、環境問題や人間の精神性に深い関心を寄せる人たちのバイブル的存在となっており、1992 年公開の「地球交響曲第一番」から 2010 年公開の最新作「第七番」まで、草の根の自主上映を中 心とした上映活動だけで、これまでに延べ、240 万人に上る観客を動員、その数は今なおとどま ることなく、かつてないロングランヒット作となっています。

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龍村仁監督からのメッセージ

この地球に初めて生命が誕生して 38 億年。生命は何度も絶滅の危機に瀕しながら、その都度 奇跡のように甦り、新たなる進化を遂げ、私達人類は今、ここにいます。 宇宙は、自らが生んだ生命を“可能な限り永く生かせ続けたい”という意志を持っている様に さえ思えます。この“宇宙の意志(Universal mind)”を地球上で体現しているといえるのが “樹”です。
樹は何億年にも渡って大気中の酸素濃度を 21%に保ち続け、絶滅と進化を繰り返してきた多様 な生命を生かし続けてくれたのです。 世界の全ての文化の中に、樹令数百年の老大樹には、精霊が秘んでいるという言い伝えがあり ます。「樹の精霊」とは、「宇宙の意志」の顕われなのかも知れません。
私達日本人の中には遥か縄文の昔から 1 万年近くに渡って聴き続けて来た樹の精霊の歌声が、 かすかな残響波となって今も響き続けています。 東日本大震災から4年、真の復活を遂げる為に私達日本人は今、なにに気付き、何をなさなけ ればならないのか! 「樹の精霊の声、すなわち宇宙の声を聴く力を甦えらせなければならない」と気付いた日本人 達がいます。地球交響曲「第八番」では、この人々の想いと活動を世界に向かって発信します。
地球の未来の全ての生命が健やかに、
末永く生き続けることを願って

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地球交響曲第八番作品
●樹の精霊に出会う 600年間眠り続けてきた能面「阿古父尉(あこぶじょう)」に訪れた復活の時。演者に乗り移った    “宇宙の意志”は、時空を越えた幽玄の世界へ人々を誘ってゆく。
●樹の精霊の声を聴く ストラディヴァリウスは単なる楽器(モノ)ではない、魂を宿した有機体・すなわち生き物。魂=樹の精霊は、歴代の名演奏家達が奏でた音魂を記憶し続けている。東日本大震災後、中澤宗幸は「津波ヴァイオリン」を製作し、“樹の精霊の声”に耳を傾け続けている。
●心に樹を植える 海の汚れの原因が森の荒廃にあると気付いた畠山重篤は植林運動を展開。気仙沼の海は 青さを取り戻していたが、津波により牡蠣は全滅。彼の“魂”の復活と”海”の復活を描く。

画像: 『地球交響曲第八番』 予告編 youtu.be

『地球交響曲第八番』 予告編

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出演
梅若六郎玄祥[能楽師]見市泰男[能面打ち]/中澤宗幸[ヴァイオリン製作者]中澤きみ子[ヴァイオリニスト]/畠山重篤[カキ養殖業・NPO法人「森は海の恋人」理事長]/柿坂神酒之祐[天河神社宮司] 
声の出演:榎木孝明/木内みどり
監督・脚本:龍村 仁  
撮影:赤平 勉  
制作プロデューサー:恩田映三
企画製作・配給:龍村仁事務所 
配給協力:太秦 2015年/日本映画/カラー/115分/ヴィスタ/ドキュメンタリー作品
(C)Jin Tatsumura Office Inc. http://gaiasymphony.com

2016年10月1日より東京都写真美術館ホールにて凱旋ロードショー

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