シネフィルでも、すでに三回紹介して、大反響となっていた『Hardcore Henry』。
下記の写真で、思い出す方もいるだろう。
何しろ、完全1人称で前人未到のアクションが繰り広げられるという前代未聞の撮影方法---邦題は『ハードコア』に決定し、2017年、4月1日(土)の日本公開が決定!
さらに今年で幕を閉じる10周年のカナザワ映画祭(9月17日~25日/上映日は9月24日(土)18:20~)で爆音ジャパンプレミアを行い、監督のイリヤ・ナイシュラーの来日舞台挨拶も大決定した!!
来日するイリヤ・ナイシュラー監督
2014年、ネット上である映像が話題沸騰となり、映画ファンが歓喜した。
『第九地区』、『エリジウム』などの俳優シャールト・コプリーが映り、
何者かと戦う主人公がコプリーと共闘し、激しい撃ち合い、そして肉弾戦を繰り広げ、
誰も見たことのないアクションが展開するショートムービーだった。
なんといってもこの映像の特徴が主人公の視点のみの
完全1人称=FPS(ファースト・パーソン・シューティング)で構成されており、
圧倒的な臨場感を味わうことができるのだ。
『HARDCORE』と名付けられたこのショートムービーは
YouTubeでの再生回数が約500万回となり、
映画ファンを中心に話題沸騰!
この話題をきっかけにクラウドファンディングが結実し、長編化。
2015年、トロント国際映画祭の「ミッドナイト・マッドネス」にてプレミア上映され、
作品を観た観客は映画祭最高潮の盛り上がりをみせ、
ピープルズチョイス・ミツドナイトマッドネス賞を受賞、
その後『HARDCORE HENRY』として全米約3000館で公開し初登場5位となった。
本作を手掛けるのは『ウォンテッド』や『ナイト・ウォッチ』など
映画に映像革命をもたらした国、ロシア出身のイリヤ・ナイシュラー。
出演は前出のシャールト・コプリーを筆頭に、
『イコライザー』に出演したヘイリー・ベネット、
近年では『ヘイトフル・エイト』に出演したティム・ロスら豪華俳優陣。
【STORY】
目を覚ますと、そこは見覚えのない研究施設だった。妻のエステル(ヘイリー・ベネット)がヘンリーの腕に機械の腕を取り付けている。大きな事故があり、ヘンリーの体は激しく損傷していた。機械の腕と脚を装着され、声帯を取り戻す手術に取りかかろうとしたとき、侵入者が襲い来る。謎の組織のリーダーであり圧倒的な能力を持った男エイカンは破壊行為を繰り広げる。なんとか脱出を試みるが、組織の包囲網によりエステルがさらわれてしまう。機械のパーツを取り入れたヘンリーは超人的な身体能力を駆使し、妻を救出する為命を賭けた戦いに身を投じていく-。
監督・脚本:イリヤ・ナイシュラー
出演:シャールト・コプリー、ダニーラ・コズロフスキー、ヘイリー・ベネット、ティム・ロス
配給:クロックワークス
提供:パルコ/クロックワークス
2016年/ロシア・アメリカ/96min/シネマスコープ/5.1ch/英語、ロシア語/R15+