日本の人気作家・夢枕獏氏の歴史伝奇小説「沙門空海唐の国にて鬼と宴す」の中から、「妖猫」にまつわる物語を映画化する日中合作映画『妖猫伝』の撮影がチェン・カイコー(陳凱歌)監督の指揮のもと、ついにクランクインとなった。
同作の製作は11年に開催された第61回ベルリン国際映画祭にてチェン・カイコー監督が発表しており、それに伴い湖北省襄陽市の広大な土地に唐朝の宮殿を再現する「唐城影視基地」の建設工事が進められてきていたが、このたびついにクランクインに至ったようだ。
日中合作映画としては過去最高の規模となる本作だが、気になるキャストはいまだに発表されていない。
また、本作の脚本を務めるのは、アン・リー(李安)監督の映画『ラスト、コーション』や『グリーン・デスティニー』などを手掛けてきたワン・ホイリン(王惠玲)。
完成までに約5年の月日が費やされてきたという渾身の脚本がどのような形でビジュアル化されるのか今から楽しみだ。