あなたも狙われていませんか?”後妻業の女”たちに?
あなたの愛とお金、ねらわれてませんか?
婚活大国ニッポン!結婚相談所、全国に約4000社、利用者60万人。
長寿化、核家族化に伴う結婚観の変化、年金制度改革により、
熟年離婚件数、急増。65歳以上の一人暮らし、約600万人。
65歳以上の男性5人に1人、女性2人に1人が独身。
熟年婚活、倍増。そこに目を付けて、
金持ちの男の後妻に入り財産を奪うのが、<後妻業の女>である。
名匠・鶴橋康夫監督に揃いも揃った名俳優たち
原作は、直木賞作家・黒川博行氏の受賞後第一作目となる小説「後妻業」。
その圧倒的なリアリティに、京都の事件が明るみになった直後は事件を予見していたと話題となりました。
メガホンをとったのは、名匠・鶴橋康夫監督。芸術選奨文部科学大臣賞(04年「砦なき者」)、紫綬褒章(07年)、旭日小綬章(13年)と、ドラマ界で数々の賞を受賞した社会派作品の名手で、今作では脚本も手掛けています。
主人公・小夜子を演じるのは、映画・演劇界で数々の賞を受賞、日本を代表する名女優・大竹しのぶ。小夜子と共に老人達を騙していく結婚相談所所長・柏木に、日本映画界で唯一無二の存在感を放つ豊川悦司。そして、小夜子が次のターゲットとして狙う不動産王・舟山に笑福亭鶴瓶、小夜子の9番目の夫・中瀬耕造に津川雅彦、小夜子と柏木を追い詰める探偵・本多に永瀬正敏、耕造の次女・朋美に尾野真千子、長女・尚子に長谷川京子、柏木の愛人のホステス・繭美に水川あさみ、小夜子の息子・博司に風間俊介、もう一人の後妻業の女に余貴美子、被害に合ったとされる元夫に森本レオ、六平直政、伊武雅刀、その他泉谷しげる、柄本 明と演技派且つ個性派の超豪華役者陣が脇を固めます。
子供世代の核家族化によるシニア世代の孤立という、現代日本人が直面している家族の現実を浮き彫りにし、「自分の身にも起こるかも?」「父は大丈夫だろうか?」など、共感を覚える人間ドラマでありながら、そこに登場するのは、騙す側も騙される側もどこか可笑しみのあるキャラクターばかり。彼らを関西弁で生き生きとユーモラスに描き、娯楽性の高いエンタテインメント作品として作り上げました。
【ストーリー】
「武内小夜子、63歳、好きなことは読書と夜空を見上げること…わたし、尽くすタイプやと思います」結婚相談所主催のパーティで可愛らしく自己紹介する小夜子(大竹しのぶ)の魅力に男たちはイチコロである。
耕造(津川雅彦)もその一人。二人は惹かれあい、結婚。幸せな夫婦生活を送っていた、はずだった―。2年後耕造は亡くなり、葬式の場で耕造の娘・朋美(尾野真千子)と尚子(長谷川京子)は、小夜子から遺言公正証書を突き付けられ、小夜子が全財産を相続する事実を言い渡される。納得の行かない朋美が調査すると、衝撃の事実が発覚。小夜子は、後妻に入り財産を奪う“後妻業の女”だったのだ!そして、その背後には結婚相談所・所長の柏木(豊川悦司)がいた。
「結婚相談所に限って言えば、男の高齢者がよくモテる。第一条件は資産があること。持病があればなおいい。看取る時間の効率が良いから女同士の取り合いになったりする・・・」
次から次へと“後妻業”を繰り返してきた小夜子と柏木、二人を追及する朋美と裏社会の探偵・本多(永瀬正敏)、小夜子の次のターゲットでありながら彼女が本気で愛してしまった不動産王・舟山(笑福亭鶴瓶)、そして彼らを取り巻くひと癖もふた癖もある人々…。
今、愛とお金をめぐるドラマが始まる―!!!
【キャスト・スタッフ】
大竹しのぶ 豊川悦司
尾野真千子 長谷川京子 水川あさみ 風間俊介 余 貴美子
ミムラ 松尾 諭 笑福亭鶴光 樋井明日香 梶原 善
六平直政 森本レオ 伊武雅刀 泉谷しげる 柄本 明
笑福亭鶴瓶 津川雅彦 永瀬正敏
監督・脚本: 鶴橋康夫
原作: 黒川博行「後妻業」文春文庫刊
(C)2016「後妻業の女」製作委員会