映画『暗殺(原題: 暗殺 Assassination)』

1930年代、日本統治下時代の上海と京城(現ソウル)を舞台にしたアクションサスペンス。
日本政府要人と親日派の暗殺任務を負ったスナイパー、速射砲の名手、爆弾のプロに待ち受ける運命を活写する。

画像: 映画『暗殺(原題: 暗殺 Assassination)』

メガホンを取るのは『10人の泥棒たち』などのチェ・ドンフン。『猟奇的な彼女』などのチョン・ジヒョンが美貌の天才スナイパーを演じ、その脇を『ビッグマッチ』などのイ・ジョンジェ、『テロ, ライブ』などのハ・ジョンウらが脇を固める。

二転三転するスリリングな展開や、壮絶なガンファイトにも注目。139分間はちと長い気もするけれど、普通にエンターテインメント作品として楽しめた。
“オール・スーパースター・キャスト”とでも言うのかな。主演の3人はもちろん、脇を固める俳優陣も豪華! 超豪華! 超超豪華! でもね、半分くらい日本語の台詞なんだけど、みんな下手過ぎて笑える。おかげで反日感も薄れてるような…。字幕あって良かったよ。

どのキャラクタもユーモアを忘れてなくて、所々ボクらを楽しませてくれた。監督のサービス精神だね。主演の3人はそれぞれに見せ場もあり、それぞれ魅力的に描かれていて、チョン・ジヒョンはとびっきり美しく、しかも2役!! イ・ジョンジェは難しい役を好演、いい役者になったね、ハ・ジョンウはしびれるほどの格好良さ。そしてオ・ダルスの存在感、安心感も良かったなあ。
たまにどのキャラクタもマヌケに思えたり、ライフルなのにあまり威力がなかったり、辻褄があってないんじゃないかなあと思うところもあったりしたけれど、細部までこだわった1930年代の街並みやセット、衣裳などは素敵で、緩急自在のテンポで進む展開、特に後半の手に汗握る展開や、銃撃戦やカーチェイスなどド派手なアクションなど見応えタップリだろう。当時の三越とか再現しているセットは圧巻で興味深い。

韓国では、権威ある青龍映画賞作品賞他、多数の映画賞を受賞し、1,270万人の動員を記録した大ヒット作品だけあって、迫力満点の見事なエンターテインメント作品だ。観る度に新しく発見がありそうな作品とも思えるのであと何回か観てみようかな。

シネフィル映画編集部 あまぴぃ

画像: 映画「暗殺」日本版予告 www.youtube.com

映画「暗殺」日本版予告

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