『Don’t Blink: Robert Frank』Laura Israel監督の正式海外予告が解禁された!
1924年11月9日、スイスのチューリッヒに生まれたロバート・フランク。
1947年からアメリカに移住し、生活のために商品カタログ写真などを撮っていましたが、ヨーロッパ各地を放浪しながら撮影した写真がグッゲンハイム財団に認められ奨学金をもらい1955年から約2年かけてアメリカ全土をくまなく旅しながら写真を撮りためました。
そうして出来上がったのが、彼自身の最高傑作と言われている“The Americans”(1958年)です。
その後は、現代写真家を代表して、後続の写真家たちに多大な影響を与える存在になっていきました。
しかし、その後、一旦写真の世界から離れ、アーティスティックか映画を中心とした活動に転じていきます。そして、70年代に再び写真家としての活動を再開。
“Lines of My Hand”(1972年)、ワシントンのナショナル・ギャラリー・オブ・アートで開催された回顧展を記念して制作された写真集“Moving out”(1994年)等、写真史に残る傑作を撮り続け、90年代以降にさらに評価の動きが一気に高まり、世界各地で回顧展が開かれています。
今回のドキュメンタリー映画の監督のローラ・イスラエルは彼の長きに渡る友人でありと同時に、名編集者としても彼の創作活動を支えてきた存在です。
だからこそ、今までインタビュー嫌いで、露出を好まないロバート・フランクの素顔を映し出したドキュメンタリー映画『Don’t Blink: Robert Frank 』を完成させることができたのでしょう。