傑作青春漫画の映画化に挑む豪華キャストと日本映画の期待の監督山戸結希!
日本映画注目の4人が勢ぞろい!小松菜奈、菅田将暉、重岡大毅(ジャニーズWEST)、上白石萌音
まだ何者でもなく、何者にでもなれると感じる「10代の一瞬間(=全能感)」の謳歌、挫折、
そして再生を、10代の少年少女たちを通して、激しくも儚く、
そして美しく描かれる壮大なジョージ朝倉原作のラブストーリー『溺れるナイフ』公開!
ストーリー
あの頃、二人でいれば無敵だと思ってた―。ただ光を発する方へと突き進んでた―。
東京で雑誌モデルをしていた美少女・望月夏芽(もちづきなつめ)は、ある日突然父の故郷である浮雲町(うきぐもちょう)に引っ越すことになる。
東京から遠く離れた田舎町には刺激がなく、自分が欲する「何か」から遠ざかってしまったと落ち込む夏芽だったが、その土地一帯を取り仕切る神主一族の末裔で跡取りである長谷川航一朗(はせがわこういちろう:コウ)に出会い、強烈に惹かれていく。
意地悪で気まぐれでエキセントリックな彼に反発しつつも、彼の発光するような神々しさに心を奪われ、いつか「コウちゃん」は「わたしの神さん」だと思うようになる。
コウもまた、田舎では類を見ない夏芽の美しさに自分と同種の力を感じていく。徐々に気持ちを通わせていくふたり。「一緒にいれば無敵!」とさえ思っていた矢先、運命を変える出来事が起こる・・・。
山戸結希 監督コメント
映画『溺れるナイフ』を撮影した2015年の夏、
菅田将暉さんは、当時22歳でした。
重岡大毅さんも、23歳になったばかり。
ふたりの男の子、最後の少年時代がそこにありました。
暗闇にて発光する男の子と、陽だまりのような男の子……
ひと夏、本物の恋を近くで見ていました。
そして、ふたりの、10代の女の子が居ました。
上白石萌音さんは、光を見つめるまなざしが、痛いほど伝わって来る17歳。
夏の終わりが、近づいていました。
小松菜奈さん。
あの夏、彼女はまだ、10代だったのです。
長い黒髪、終わりゆく季節がありました。
小松菜奈さんの、最後の少女時代を切り取らせてもらえたことは、
この作品に、二度と取り戻せない光を注いでくれました。
彼女にとっての初主演長編映画が紡がれてゆく、
小松さん10代最後の夏を一緒に過ごせたことは、
映画監督として代わるもののない、宝物のような出来事だった――
これからずっと、26歳の夏を忘れられないのだと、嬉しくも、悔しくも、悲しくも思います。
人生の中、いちばん大好きな『溺れるナイフ』という漫画を映画化させていただき、
尊敬するジョージ朝倉先生と、その世界に魅惑されてきた女の子たちの十年間に、
報いたい、届けたいという気持ちで、いっぱいです。
監督:山戸結希(やまとゆうき)
2012年、上智大学在学中に『あの娘が海辺で踊ってる』でデビュー。
2014年、『5つ数えれば君の夢』が渋谷シネマライズの監督最年少記録で公開され、『おとぎ話みたい』がテアトル新宿のレイトショー観客動員を13年ぶりに更新する。2015年、第24回日本映画プロフェッショナル大賞新人監督賞を受賞。2016年3月、「乃木坂46」のシングル表題作『ハルジオンが咲く頃』映像監督に抜擢される。「新世代ファンタジスタ」「日本映画界の大型ハリケーン」と称され、今最も注目される若手映画監督。
出演:小松菜奈 菅田将暉 重岡大毅(ジャニーズWEST) 上白石萌音
監督:山戸結希(『あの娘が海辺で踊ってる』、『おとぎ話みたい』)
脚本:井土紀州 山戸結希
原作:ジョージ朝倉「溺れるナイフ」(講談社「別冊フレンド」刊)