ドヌーヴVSユペール
東京・飯田橋のアンスティチュ・フランセ東京で定期的に開催している上映会「WEEKEND CINEMA」が、6月4日(土)、5日(日)に『Weekend Cinema Vol.8 フランス女優対決 ドヌーヴVSユペール』と題して、同会場で開催されることが決定しました。
「WEEKEND CINEMA」は、配給会社マーメイドフィルムの映画配信サイト「Beauties」と連動した上映会。今回は、、フランソワ・トリュフォー監督の『暗くなるまでこの恋を』と、クロード・シャブロル監督の『甘い罠』の2作品を上映。
6月4日(土)の『暗くなるまでこの恋を』上映終了後には、映画批評家の廣瀬純さんを迎えたトークイベントが開催される。
ジャン=リュック・ゴダール、フランソワ・トリュフォー、クロード・シャブロル、ジャック・ドゥミなど、名だたる映画作家たちに愛され国際的に活躍するカトリーヌ・ドヌーヴとイザベル・ユペール。2002年には、フランソワ・オゾン監督の『8人の女たち』で共演し話題となった。
フランソワ・トリュフォー+カトリーヌ・ドヌーヴ『暗くなるまでこの恋を』
『暗くなるまでこの恋を』は、ウィリアム・アイリッシュ(コーネル・ウールリッチ)の『暗闇のワルツ』を原作に、ジャン=ポール・ベルモンド演じるルイと、カトリーヌ・ドヌー ヴ演じる謎の美女の、愛の駆け引きと逃避行を描いたラブロマンス・ミステリー。
カトリーヌ・ドヌーヴ Catherine Deneuve
1943 年生まれ。63 年に主演した『シェルブールの雨傘』(ジャック・ドゥミ)で一躍スターになる。同じドゥミ監督『ロシュフォールの恋人』(67)では姉フランソワーズ・ドルレアックと共演。 数々のフランス映画に出演し、なかでもドゥミやルイス・ブニュエル(『昼顔』『哀しみのトリスターナ』)とのタッグが印象深い。トリュフォー作品では『暗くなるまでこの恋を』(69) 『終電車』(80)に主演。レオス・カラックス(『ポーラX』)、アルノー・デプレシャン(『クリスマス・ストーリー』)、ラース・フォン・トリアー(『ダンサー・イン・ザ・ダーク』)など、 気鋭の監督たちとの仕事にも精力的に取り組んでいる。
クロード・シャブロル+イザベル・ユペール『甘い罠』
『甘い罠』は、アメリカの作家シャーロット・アームストロングの『見えない蜘蛛の巣』を原作に、ブルジョワ家庭の緩慢な崩壊を描いたサスペンス。シャブロル監督の作品に数多く主演したイザベル・ユペールが、愛情に飢え、歪なコンプレッ クスを抱える美しき中年女性ミカを演じる。
イザベル・ユペール Isabelle Huppert
1953 年生まれ。パリの国立校等演劇学校で演技を学び、72 年に映画デビュー。これまでに数々の映画祭で女優賞を受賞している。『ヴィオレット・ノジエール』 (78・カンヌ国際映画祭女優賞受賞)、『主婦マリーがしたこと』(88・ヴェネチア国際映画祭女優賞受賞)、『沈黙の女/ロウフィールド館の惨劇』(95・セザール賞主演女優賞受賞)をはじめ、 クロード・シャブロルの多くの作品に主演。フランス映画にとどまらず、マイケル・チミノ『天国の門』(80)など英語圏の作品にも数々出演する。 その他の出演作にゴダール『勝手に逃げろ/人生』(79)、ミヒャエル・ハネケ『ピアニスト』(01)、ホン・サンス『3人のアンヌ』(12)など。
『Weekend Cinema Vol.8 フランス女優対決 ドヌーヴ VS ユペール』
上映日:6月4日(土)、5日(日)
上映作品:
『暗くなるまでこの恋を』フランソワ・トリュフォー監督
『甘い罠』クロード・シャブロル監督
会場:アンスティチュ・フランセ東京“エスパス・イマージュ”(飯田橋)
料金:一律800円
配給:マーメイド・フィルム
【トークイベント】
6月4日(土)18:00~『暗くなるまでこの恋を』上映終了後(20:05 頃~)
廣瀬純さん(映画批評家)トーク《『暗くなるまでこの恋を』と女優カトリーヌ・ドヌーヴ》(40 分程度)