幻の織田作之助の脚本が、70年の時を超えて映画化された『あのひと』が、ベラルーシ共和国で2015年11月6日から13日まで開催された、東ヨーロッパ・中央アジア最大の映画祭である第22回ミンスク国際映画祭にて、異例の2つの特別賞を受賞した。
それを受けて、5月より、東京、名古屋、京都、大阪などで上映が決まった。
監督は、『武士の一分』(山田洋次監督)、『珈琲時光』(侯孝賢監督)など数々の傑作のプロデューサーを務めてきた山本一郎の初長編監督作。
この作品は、2012年に大阪の中之島図書館で発見された、第二次大戦末期の昭和19年に書かれた文豪・織田作之助の映画脚本『あのひと』の映画化。
当時、松竹大船撮影所で製作予定だったものが、おそらく軍部の忌避にあい、実現しなかった幻の作品です。
出演は、田畑智子、神戸浩、『太秦ライムライト』を製作した大野裕之率いる劇団とっても便利のメンバーに、福本清三、峰蘭太郎ら
大野秀典/鷲尾直彦 杉山味穂/中島ボイル 上野宝子/大野裕之 川嶋杏奈/多井一晃 彩ほのか
橋本一郎 林基継 峰蘭太郎 福本清三
神戸浩 田畑智子
5月14日~ 大阪・なんばパークスシネマ
5月28日~6月17日 東京・ユーロスペース
5月28日~6月10日 名古屋・名演小劇場
近日公開 京都・京都みなみ会館