”青い映画をみよう。”と銘打ったAOYAMA FILMATE 2016が年3月13日に開催された。
全国の学生から選ばれた、5本からグランプリを選ぶもの。
昨年、ここでグランプリを取った『モラトリアム・カット』は「第9回田辺・弁慶映画祭」弁慶グランプリにも選ばれ、今年6月にテアトル新宿にて上映も決まり、単純に学生映画祭の枠を超えつつある、新しい才能が生まれてきている。

そして、今年度も、審査員には映画界で著名な3名の方を招いての映画祭。いままで、多くのヒット作品や、有名作の映画プロデューサーの河合真也、『百円の恋』の監督 武正晴、そして、女優で監督としても活躍する杉野希妃という面々。

画像: 左より河合真也、武正晴、杉野希妃の審査員の方々

左より河合真也、武正晴、杉野希妃の審査員の方々


今回の実行委員長 奥山 大史が、パンフレット巻頭で

”学生映画は商業映画とは違う。
お金が貰えるどころか出ていく一方だし、
滅多に褒められる事もない。

それでも、
伝えたいことがある。
作り出したい世界がある。

そうしてできた映画は
青く、未熟で、見づらくて、
そして何より、面白い。”
と述べている。

今回は、主催側の青山学院大学より
千葉実『テクニカルエラー』
松岡風光『オヤジのいたずら』2作品が上映され
その後、全国より選ばれたノミネート作品5作品が上映

ノミネートに残った5作品

『最高の昼ごはん』五日市創
『さんさんごご』倉持治
『お姉ちゃんは鯨』村上由季
『みんなでいこう』小池茅
『九月の海の子どもたち』鯨岡弘識


審査員による厳正な審査によって
栄えあるグランプリに選ばれたのは、東京理科大学2年生の五日市創さん。

グランプリ 『最高の昼ごはん』五日市 創監督

画像: 壇上で喜びを語る五日市 創監督

壇上で喜びを語る五日市 創監督

画像: 場面写真

場面写真

画像: 最高の昼ごはん 予告編 youtu.be

最高の昼ごはん 予告編

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そして、審査員に甲乙つけがたいとの判断で審査員特別賞が、急遽設定され、その賞には『お姉ちゃんは鯨』を撮った京都造形芸術大学在籍の村上由季さんが選ばれた。

審査員特別賞 『お姉ちゃんは鯨』 村上 由季監督

画像: 受賞の村上由季監督

受賞の村上由季監督

画像: 『お姉ちゃんは鯨』 卒業制作展予告 youtu.be

『お姉ちゃんは鯨』 卒業制作展予告

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五日市創さんは、東京理科大学の2年生。キャンパスの映画サークルが潰れかけており、たった1人で監督、脚本、編集のみならず、機材調達から撮影、照明までおこなったと言う。
今回の受賞は、本人曰く”『おねえちゃんの鯨』がすごい良かったし、無理だと思っていたので、まだ、受賞の実感がないんです"と会場で述べていたものの、喜びの表情---。
また、審査員特別賞の村上由季さんは、本来グランプリ受賞者のみの、『夜空を交差する森の映画祭』の上映権を獲得!

いま、若くて才能ある監督が多くでてきている中で、やはり学生の映画のレベルがあがってきており、新しい才能がこの分野に集ってきていることを、再認識できる一日だった。


画像: 青山フィルメイト2016 オープニング映像 youtu.be

青山フィルメイト2016 オープニング映像

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画像: 審査員と受賞者、ノミネート監督一同の記念写真

審査員と受賞者、ノミネート監督一同の記念写真

2015年の受賞者 柴野太朗監督の映画「モラトリアム・カットアップ」の上映決定!

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