巨匠ホウ・シャオシェン(侯孝賢)監督が、1980年代に発表した名作『冬冬の夏休み』と『恋恋風塵』が、5月にデジタル・リマスター版で新たに劇場公開されることが決定した。
『恋恋風塵』海外予告(デジタルリマスター版ではありません)
『冬冬の夏休み』は1984年の作品で、祖父の暮らす田舎でひと夏を過ごすことになった少年トントンと妹のティンティンの姿を描いた傑作。第7回ナント三大陸映画祭でグランプリを受賞するなど世界的な評価も高く、日本でも人気の高い作品だ。今回は世界初のDCP上映で、台湾の倉庫から発見されたネガプリントを東京光音で修復。デジタル・リマスター版は、日本が最初の公開地になり、今後は海外でのセールスも予定されている。