多くの映画が、海を越え海外で紹介されているが今回の企画は変わっている。
日本のミュージカル映画の紹介という切り口で、海外のキューレーターが映画を選出。
ニューヨークのジャパンソサエティで4月に紹介されることとなった。
この春、ジャパンソサエティでは、世界であまり知られていない映画として 、日本の音楽的フィルムを取り上げることとなった 。
戦前の歌っているサムライ映画から、60s.から10代のアイドルとTVスターを中心とした「ポピュラー・ソングフィルム」の黄金時代を中心に構成。
これらのフィルムの音楽的なパフォーマンスは、ハリウッドミュージカルの模倣というのだけでなく日本音楽の伝統を含んでいることも、紹介していくという。
この企画は、カナダの大学で映画の研究を進める助教授マイケルレイン氏がキュレーターをつとめている。
海外での予告編
選ばれた10作品 (順不同)
『日本春歌考』 大島渚監督 1967年
『嵐を呼ぶ男』 井上梅次監督 1957年 石原裕次郎の名作
『君も出世ができる』 須川栄三監督 1964年
『ああ爆弾』 岡本喜八監督 1968年
『ニッポン無責任時代』 クレージーキャッツの代表作シリーズ 古澤憲吾監督 1962年
『ジャンケン娘』 杉江敏男監督 1955年
『カタクリ家の幸福』 三池崇史監督 2002年
『鴛鴦歌合戦』 マキノ正博監督 日本のオペレッタ時代劇映画 1939年
『嫌われ松子の一生』 中島哲也監督 2006年
『黄昏酒場』内田 吐夢監督 1955年 音楽は芥川 也寸志