「パタリロ」に次ぐ、毒舌傑作マンガの誕生か!?
入江悠監督の伝説の映画「サイタマのラッパー」しかり、なにかといじられキャラで愛されている埼玉ですが、またもや熱い視線を注がれている作品があります。
2015年12月に発売された埼玉をディスりまくる伝説の漫画「翔んで埼玉」が、このたび3刷30万部を突破しています(当初の初版予定数は2万5000部)。
なぜこんなことに?
伝説の漫画「翔んで埼玉」は、「パタリロ」でおなじみの魔夜峰央先生による、ギャグ漫画です。
「埼玉県民にはそこらへんの草を食わせておけ!」
「生まれも育ちも埼玉だなんて おお、おぞましい」
など、毒舌せりふが満載の、強烈なギャグ漫画作品です。
「パタリロ」でおなじみの魔夜峰央先生が、埼玉在住だった1980年代ごろに執筆したという、自虐ギャクテイストの当作品。
舞台は埼玉県民が徹底的に迫害される都市、東京。
都内の名門校に転校してきた、容姿端麗でスポーツ万能の秀才である主人公(美少年)ですが、
実は、埼玉県の所沢生まれだった……。
30万部突破にあたり、発行元の宝島社では埼玉県各市の市長にコメントを依頼されましたが、
埼玉県の各市長による、コメントが秀逸です!
所沢市長 藤本正人さん
「パタリロ!」の作者が、こんな本も出されていたとはついぞ知りませんでした。
埼玉のそして所沢の宣伝をしていただき、苦笑しながら感謝しています。魔夜峰央先生は所沢にお住まいだったとのことで、とてもうれしく思います。
この漫画がどんどん宣伝され、日本中に広まればさらにうれしいです。
感想を、というので家に本を持ち帰ったところ「お父さんも買ったの?」と娘に言われました。
既に買って読んでいたのだ……。
ええいっ、こうなれば麗・麻美の活躍とブームが本市に吉と出ることを願いたい。
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魔夜峰央先生(新潟県出身、横浜在住)
市長、次の選挙応援します!
この漫画が書かれたのは、著者が埼玉県在住だった1980年代頃ということですが、
当時はお笑い芸人を中心として、サイタマやチバという、トウキョウ周辺都市へのバッシングや自虐ネタが全盛期だった頃、、、。
そして今また、有吉やマツコデラックスらの毒舌タレントらによって、格好のネタになりはじめているのでしょう!
島津香蘭@シネフィル編集部
「このマンガがすごい! Comics 翔んで埼玉」は12月7日に新装版が復刊予定。
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