2014年に実際に韓国で起こった事件である塩田奴隷事件を基に鬼才イ・ジスン監督が3年ぶりに描いた新作映画『島、消えた人々』が韓国で3月3日より公開となる。
本作は、塩田奴隷事件唯一の生存者であり目撃者でもあるテレビ局記者が昏睡状態になり、事件現場を押さえているはずの取材用カメラもその姿をくらまし、迷宮入りしてしまった事件の実態に迫っていくというストーリーだ。
キャストには主演のパク・ヒョジュとペ・ソンウをはじめ、現在人気急上昇中のイ・ヒョヌクやリュ・ジュンヨルらが顔を連ねている。
イ・ジスン監督が映画のリアルさを追求するために、一般のニュース映像やドキュメンタリーなどの映像で主に見られるメイキング映像技法を活用するなど、細部に至るまでこだわりを貫いた仕上がりになっている。
韓国社会を激震させた事件が題材となった作品だけに、大きな注目が集まっている。