全米公開が控えている『The Witch（原題）』の新しいトレーラーが公開された。昨年のサンダンス映画祭では新人監督のロバート・エガースが国内作品の部門で監督賞を受賞した注目作品である。
ホラーの中でもクラシックなものである”魔女”を題材にした作品で、2016年の最恐ホラーとの呼び声が高い。
米マサチューセッツ州セーラムで起きた一連の魔女裁判が起こった17世紀よりも数十年遡る1630年のニューイングランドが舞台の映画である。故郷を後にし、敬けんなキリスト教徒の夫妻ウィリアムとキャサリン、そして5人の子供達の7人家族がニューイングランドの村外れの怪しい深い森の手前に越してくるとすぐに怪現象に見舞われるのだった・・・
母親キャサリン役は映画『プロメテウス』（12）のケイト・ディッキー、トマシン役は新人女優のアニヤ・テイラー＝ジョイが演じきっている。

監督のロバート・エガースはサンダンス映画祭での監督賞において注目され、映画史に残る傑作ホラー映画「吸血鬼ノスフェラトゥ」（1922）のリメイクにおける監督・脚本に抜擢されたと報じられている。今後洋画ホラーにおける新鋭として、期待されている監督である。

また本作はニューヨークのブルックリンが誇るアートのメッカ、BAMで魔女映画祭「ウィッチズ・ブルウ」（Witchs' Brew）の開催のオープニングを飾ることになっている。2月16日のこのニューヨーク・プレミアには、監督のロバート・エガースが登壇しQ&Aが行われるそうだ。
2016年2月19日に全米公開される。日本に来るのが待ち遠しい作品だ。