映画『カンフー・ジャングル(原題: 一個人的武林 Kung Fu Jungle)』
『孫文の義士団』などのテディ・チャン監督と『イップ・マン』シリーズなどのドニー・イェンが再びタッグを組んで放つカンフーアクション。一流の武術家たちが次々と命を狙われる中、警察と武術家として名を馳せた囚人が協力して犯人を追う様子に迫る。
『アイスマン』などのワン・バオチャンが悪役を演じ、『浮城』などのチャーリー・ヤンがエリート警部を熱演。
元祖香港カンフー映画にリスペクトを捧げた、カンフーの魅力が満載の内容に引き込まれる。 カンフー・ラブ、カンフー・リスペクトに溢れた作品で、カンフー映画や香港映画好きにはたまらないよ。
クライマックスのドニー・イェンとワン・バオチャンの13分間にわたる対決は凄まじくて迫力満点。
ドニー・イェン、流石の安定感で往年のカンフー・アクションを彷彿とさせつつ、しっかり魅せてくれて最高だ。それまでのワン・バオチャンの対決はどれも手に汗握るカンフー・アクションの連続でこれぞ!!っていう感じで楽しい。物語的にはありがちだけれど、全体的に緊迫感たっぷりの展開で飽きることがない。
そしてお楽しみは、香港カンフー・アクション映画の歴史に関わった人々が、スタッフとして、キャストとして、また劇中映画や劇中ポスターなどで次々と登場することだね。
ブルース・リーやジャッキー・チェン作品で黄金時代を築いたゴールデン・ハーベスト社のレイモンド・チョウ元社長や、数々の作品で脇役を務めたマン・ホイ、『燃えよ！じじぃドラゴン 龍虎激闘』や『全力スマッシュ』のデレク・クォック監督、『モンキー・マジック 孫悟空誕生』のソイ・チェン監督が役者として出演している。
そしてリスペクトに溢れたエンドクレジットも絶対に見逃せないゾ!!
カンフー映画好きには宝物のような作品。
シネフィル編集部 あまぴぃ
『カンフー・ジャングル』予告編
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