映画『キングスマン(原題: Kingsman: The Secret Service)』
『英国王のスピーチ』でアカデミー賞を受賞したコリン・ファースを主演に迎え、『キック・アス』などのマシュー・ヴォーン監督&マーク・ミラー原作で放つ痛快スパイアクション。
世界を股に掛けて秘密裏に活躍するスパイ組織「キングスマン」所属の主人公が、最強の敵相手に奮闘する姿が描かれる。
『サイダーハウス・ルール』などのマイケル・ケインや、『パルプ・フィクション』などのサミュエル・L・ジャクソン、マーク・ストロング、新星タロン・エガートンらが共演。
エレガントな小道具やウイットに富んだ会話はもとより、切れ味のいい怒濤のアクションに見惚れる。
素敵っ!! カッコイイ!! 最高っ!! 大好きっ!! 129分間ずーっと目が釘付け!! コリン・ファースはビシッとスーツを着こなし、キレイな英語で、アクションもこなしてホントにカッコイイ!! しかも55歳でこの激しいアクションをこなすなんて意外性もたっぷりね。
スーツやマナーなどジェントルマンの教えや、ガジェット満載のスパイ道具や秘密道具といい、世界観がすでに楽しいんだよね。さらにそこに不良の成長や美女のご褒美と来れば男のコはみんな大好きに決まってるさ。
監督は、往年のスパイ映画にオマージュを捧げつつ、スタイリッシュな中に結構下品な展開や演出を混ぜてるんだよね。
演出的にボクが好きだなあと思ったのは、冒頭の飛び散る瓦礫が文字になるというとってもカッコイイ、クレジットの出し方と、教会のアクションシーンをワンカット(多分)の長回しで見せる演出と、本来であればグロテスクなたくさんの首が飛ぶシーンにエルガーの「威風堂々」を充てた爆笑の超〜斬新でぶっ飛んだ演出と、最後のスローモーションを使って見応えタップリにした格闘シーンの演出だな。
音楽の選曲も良いし、悪ノリ含めてセンス抜群と言うことでよろしいんじゃないでしょうか。
テンポも良い、音楽もノリノリ、アクションも小気味良い(少し残虐なところあるけれど)、爽快で面白い作品。生まれ変わったら英国紳士になって、スーツを着こなしたいね。
シネフィル編集部 あまぴぃ