米映画会社のワーナー・ブラザースがこのたび香港に中国の華人文化産業投資基金(チャイナ・メディア・キャピタル/CMC)との合弁会社『旗艦影業(フラッグシップ・エンターテインメント・グループ)』を設立し、今後は共同で中国語および英語の映画を製作していくことを発表した。
中国の今年の映画興行収入は昨年の年間収入を上回る300億元(約5670億円)に達しており、世界的な映画市場を見てもこの数字は米国に次ぐ世界2位のマーケットとなっている。
今回の『旗艦影業(フラッグシップ・エンターテインメント・グループ)』設立に伴う出資率はそれぞれCMCが51%、ワーナーが49%、香港のテレビ局・無線電視(TVB)傘下の華人文化財団が10%という割り合いで、その本社は香港に置くことになり、北京とロサンゼルスにも支社を設けて今後の世界展開を狙っていく様相だ。