ソウル市内で行われたインタビューに、間もなく主演映画『西部戦線』が公開を控えている韓国俳優ヨ・ジングが応えている。
その中で、北朝鮮による軍事挑発について話題が及ぶと、
「心配はしなかった。一日もはやく事態が好転することだけを願っていたし、映画に及ぼす影響などを考える問題ではなかったと思う」
と自身の見解を伝え、デリケートな質問に対しても、スマートな切り返しを見せる余裕を見せた。
映画『西部戦線』は、畑仕事中に連れてこられた韓国の兵士と、戦車は本でしか学んだことがない北朝鮮の兵士が、戦争の運命を握っている秘密文書をめぐり、危険な対決を繰り広げる内容を描いた映画だ。
決められた場所、決められた時間までに、秘密文書を伝えなければならない韓国軍兵士ナムボク(ソル・ギョング)と、偶然秘密文書を手に入れた北朝鮮軍ヨングァン(ヨ・ジング)が、西部戦線で出くわし、それぞれ家に無事に帰るためのミッションを遂行する、というストーリーを、愉快に描いた作品となっている。
ヨ・ジングはその中で、北朝鮮軍の兵士ヨングァン役を熱演している。
1千万人の観客を動員した「シルミド/SILMIDO」「TSUNAMI-ツナミ」から「監視者たち」「ザ・スパイ シークレット・ライズ」「ソウォン 願い」など、様々なジャンルで見事な演技を披露する、韓国を代表する俳優ソル・ギョングと、「ファイ 悪魔に育てられた少年」で青龍映画賞の新人男優賞を受賞し、スター性と演技力の両方を認められている、次世代スターのヨ・ジングの共演ということで、期待が高まっている。
「西部戦線」は、韓国で9月24日に公開される。
xiaosong@シネフィル編集部
映画「西部戦線」の主演俳優ヨ・ジングが「軍隊で生活したことはないが、緊張した姿をお見せするため努力した」と語った。
ヨ・ジングは8月25日、ソウル紫陽洞(チャヤンドン)ロッテシネマ建大入口(コンデイック)店で開催された映画「西部戦線」(監督:チョン・ソンイル、提供/配給:ロッテエンターテインメント、制作:ハリマオピクチャーズ)の制作報告会で、このように話した。
同日の懇談会でヨ・ジングは「軍隊で生活したこともないのに、どうやって役をこなしたのか」という質問を受けた。
彼は「北朝鮮軍で逆に気楽だった。訛りなどに気を使ったし、正しい姿勢で緊張した姿を見せたいと思った。うまくいったかは分からない」と答えた。
「
元記事配信日時 : 2015年08月25日11時27分 記者 : チョン・ジュンファ
【動画】映画『西部戦線』予告編
ソル・ギョング、ヨ・ジング主演の映画『西部戦線』(チョン・ソンイル監督)の、予告編が公開された。
同映画は1953年、6・25戦争(朝鮮戦争)中に、南北の兵士が西部戦線で遭遇したことから、繰り広げられる物語を描く。
9月24日公開。
映画「西部戦線」で主役を演じたソル・ギョングが、共演したヨ・ジングについて「最高のヨ俳優(ヨベウ:女優と同音異義語)」と話し、笑いを誘った。
ソル・キョングは9月15日、ソウル広津(クァンジン)区紫陽洞(チャヤンドン)ロッテシネマ建大入口(コンデイック)店で開催された映画「西部戦線」(監督:チョン・ソンイル、提供/配給:ロッテエンターテインメント、制作:ハリマオピクチャーズ)のマスコミ向け試写会で、このように語った。
同日、試写会が終わった後行われた懇談会でソル・ギョングは、ヨ・ジングについて聞かれた質問に、
「これまで会った女優(ヨ俳優)の中で最高だ。現場でもヨ俳優と呼んでいる。最高のヨ俳優ではないかと思う」
と語った。
元記事配信日時 : 2015年09月15日16時28分 記者 : チョン・ジュンファ、写真 : ミン・ギョンフン