映画『アベンジャーズ エイジ・オブ・ウルトロン
(原題: Avengers: Age of Ultron)』
ロバート・ダウニー・Jr演じるアイアンマンをはじめキャプテン・アメリカやハルク、マイティ・ソーなどマーベルコミックスのヒーローが一堂に会するアクション巨編で世界的大ヒットを記録した『アベンジャーズ』(2012)の第2弾。
アイアンマンことトニー・スタークが完成させた人工知能“ウルトロン”の暴走に端を発するヒーローたちによる愛する者たちを救うための戦いをダイナミックに描く。
監督、脚本は前作と同じジョス・ウェドン。共演にはスカーレット・ヨハンソン、クリス・ヘムズワース、マーク・ラファロ、クリス・エヴァンス、ジェレミー・レナーら続投組の他、ジェームズ・スペイダーらが新キャストとして参加。
ヒーローたちのバトルやドラマに引き込まれる。
いつものヒーローたちの大活躍にテンションアガってワクワクが止まらない。スッキリ爽快、痛快でとにかく気持ち良い。141分間まったく飽きないよ。もう映画というよりアトラクションだよね。
世界観(物語の複雑さ?)も展開のスピードもアクションも前作を上回ってどんどんスケールが大きくなってるのにキレイにまとめてるのはスゴイ。
ただ、前作はバラバラだったヒーローたちが信頼関係を築いてまとまっていく過程やそれぞれが自己犠牲を払いながらも力を合わせて危機を乗り越えていくところに感動的なドラマがあったけれども、今作は冒頭からアクション全開でドラマ(特にハルクとホークアイの負の面や人間味など)もあって満足度は高いものの感動は少ないかな。敵も弱過ぎだよな…。
とはいえ、人工知能の発達にはリアルな迫力がタップリだし、アイアンマンとキャプテン・アメリカの意見の相違など様々な伏線が見え隠れしてて『アベンジャーズ』含むそれぞれの次回作に期待が膨らむよ。
開始早々からクライマックスな展開が鳥肌必至だったり、前作で見せ場が少なかったヒーローたちの大活躍が観られたり、想像や期待を裏切らない面白さ。
マイティ・ソーとキャプテン・アメリカの連携プレイとか最高だなあ。スケールと音響を感じるためにも大画面での吹替がオススメ。
シネフィル編集部 あまぴぃ