「私たちは沖縄のことを、どのくらい知っているのだろう？」今だからこそ見て知るべき史実『沖縄　うりずんの雨』公開

2015-06-21

「老人と海」で与那国島の荒々しくも美しい自然と風土を捉え、「映画日本国憲法」で平和憲法の意義を訴えた、アメリカ人映画監督ジャン・ユンカーマンが真の平和を求め、不屈の戦いを続けている沖縄の人々の尊厳を描いた渾身のドキュメンタリー『沖縄　うりずんの雨』が公開された。

監督の言葉

想像もつかないほどの戦争体験をした沖縄の人々は、一貫して戦争を拒絶してきました。しかし米軍は沖縄を「戦利品」として扱い、膨大な基地を建設。それらを拠点として、朝鮮、ベトナム、中東で戦争を続けてきました。平和を求める沖縄の文化と、戦争を選ぶアメリカの文化――。対極にある二つの文化が、狭い島に共存せざるを得なくなったのです。
米軍基地を撤廃するための戦いは今後も長く続くでしょう。沖縄の人々はけっしてあきらめないでしょう。しかし、沖縄を「戦利品」としての運命から解放する責任を負っているのは、沖縄の人々ではありません。アメリカの市民、そして日本の市民です。その責任をどう負っていくのか、問われているのは私たちなのです。
ジャン・ユンカーマン

各界からのメッセージ

ジョン・ダワー（歴史家）
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この映画を観ることで、私たちは、沖縄の人々が
体験してきた抑圧と差別の歴史を直視させられることになる。
それでもなお、彼らが語る言葉は明快で、威厳に満ちているため、
観る者に理解や賞賛だけでなく、希望すら抱かせる。
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小山内美江子（脚本家）
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しっかりと目をみひらき　しっかりと歯を喰いしばって
沖縄の70年を見て下さい
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周防正行（映画監督）
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もっともっと沖縄を知りたい、そう思いました。
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