「映画本大賞」ベストテン発表!1位は「スクリプターはストリッパーではありません」
1位!「スクリプターはストリッパーではありません」白鳥あかね/国書刊行会/2,800円+税
映画雑誌「キネマ旬報」が毎年、前年度に出版された映画に関する書籍の中からベストテンを選出する「映画本大賞」が、4日発売の同誌4月下旬号で発表された。
700冊以上の映画本が出版された2014年度から上位10冊が選ばれ、1位に輝いたのは白鳥あかねの「スクリプターはストリッパーではありません」だった。
「スクリプターはストリッパーではありません」は、映画の全てを記録するスクリプターとして数多くの撮影現場で活躍した白鳥あかねの実録。激動の戦後日本映画史を渡り歩いた女性の赤裸々な告白がつづられている。
“映画を読む”楽しみも伝えたいという思いから企画された「映画本大賞」。2014年度のベストテンは以下の通り。(編集部・小松芙未)
1位:「スクリプターはストリッパーではありません」(白鳥あかね/国書刊行会/2,800円+税)
2位:「映画の奈落 北陸代理戦争事件」(伊藤彰彦/国書刊行会/2,400円+税)
3位:「トリュフォー 最後のインタビュー」(山田宏一、蓮實重彦/平凡社/3,000円+税)
4位:「映画術 その演出はなぜ心をつかむのか」(塩田明彦/イースト・プレス/2,300円+税)
5位:「曽根中生自伝 人は名のみの罪の深さよ」(曽根中生/文遊社/3,900円+税)
6位:「成瀬巳喜男 映画の面影」(川本三郎/新潮社/1,200円+税)
7位:「映画監督吉村公三郎 書く、語る」(吉村公三郎・著、竹内重弘・編、吉村秀實、浦崎浩實・監/ワイズ出版/2,750円+税)
8位:「伝説の映画美術監督たち×種田陽平」(種田陽平・著、金原由佳、轟夕起夫・構/スペースシャワーネットワーク/4,700円+税)
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