ニューヨークのジャパン・ソサエティーにおきまして、11月8日(金)から12月7日(土)にわたり、2020年に東京で開催される五輪に向けて、東京を舞台とした外国人監督による11本の映画作品を紹介する特別シリーズ上映会『東京物語:世界から想像する日本』が開催されます。(日時の表記は、米国東部標準時間になります)

都会的なモダンな摩天楼や日本を象徴する富士山や桜の景色、寺社をはじめとした風景など、東京はこれまでに数多くの国際的な映画制作者にインスピレーションを与えてきました。
世界から再び注目を浴びているメトロポリス・東京の魅力や正確に定義することが難しい「日本らしさ」が、外国人監督によってどのように映し出されて捉えられているのかを探求する特別シリーズとなります。
本特別シリーズは日本との共同製作作品やハリウッドの大ヒット作、そしてヨーロッパのニッチな作品を含むラインアップとなっています。

本特別シリーズの皮切りは、11月8日上映のヴェルナー・ヘルツォーク監督作品『ファミリーロマンス, LCC』です。
今年5月のカンヌ国際映画祭で特別上映作品としてワールドプレミアされて以来の上映となります。
恋愛やビジネスにおけるロールプレイの役割を題材にしている本作品は、準ドキュメンタリー仕立てになっており、日本人キャストを用いて日本で撮影され、認知することや本物であることとは何かを探求しています。
本特別シリーズで紹介する作品の多くは、文化の違いや発見などが描かれており、
詩的なエッセイ風な作品のヴィム・ヴェンダース監督の『東京画』とクリス・マルケル監督の『サン・ソレイユ』、日本文化を絡めて自分探求を描いているドーリス・デリエ監督作品『HANAMI』やジャスティン・リン監督の『ワイルド・スピードX3 TOKYO DRIFT』、異文化理解を描いているソフィア・コッポラ監督の『ロスト・イン・トランスレーション』やシルヴィ・テステュー監督の『畏れ慄いて』など盛りだくさんです。

Tokyo Stories: Japan in the Global Imagination - trailer

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