プログラム C
『ミース・オン・シーン』

2018/スペイン/58分/原題:MIES ON SCENE
●監督:ペップ・マルティン、シャビ・カンプレシオス
●出演:ルートヴィヒ・ミース・ファン・デル・ ローエ、フリッツ・ノイマイヤー、エドゥアルド・メンドーサ、バリー・バーグドール

近代建築の三大巨匠の一人、ミース・ファン・デル・ローエ。彼の代表作の一つがモダニズム建築の最高峰と称される「バルセロナ・パビリオン」。2ヶ月という短い期間で作り上げられたこの建物が、なぜ今もなお語り継がれる傑作となったのか。この仕事を手掛けた後にバウハウスの三代目校長に就任するミースは、建築をどのように考えていたのか。当時の記録と現代一流の建築家や学者などの証言で検証する。

『ファグスーグロピウスと近代建築の胎動』

2011/ドイツ/27分/原題:Fagus- Walter Gropius und die Fabrik der Moderne
●監督:ニールス・ボルブリンカー、ケルスティン・シュトゥッテルハイム
●出演:アンネマリー・イエギ、エルンスト・グレーテン、ヴァルター・シャーパー、エピファニオ・ディ・ロレンツォ

バウハウス開校の8年前、モダニズム建築の嚆矢となる「ファグス靴型工場」が建てられる。若き日のグロピウスとアドルフ・マイヤーは、“労働者のための宮殿”を作りたいという工場主ベンシャイトの夢を実現すべく、明るく、衛生的で、快適な新時代の工場を作り上げた。世界遺産に登録された現在もなお現役のこのガラス張りの工場を、彼らはどのような思いで作ったのか。その足跡を追う。