日本とデンマークそしてノルウェーの合作による『MISS OSAKA』の制作発表の記者会見が12月11日デンマーク大使館公邸で開催されました。

荒野での、自分によく似た女性の事故死を機会に、イネスの「逃げ出したい」「別の誰かになりたい」という願望を追求する旅が始まる。様々なアイデンティティが溶け合う現代で、自分であること、人を愛することとは?自分の中のまだ見ぬ自分に辿り着いたイネスの物語。

大自然あふれるノルウェー北部と喧騒の大都会大阪という舞台設定で、他人に成り代わる主人公や「仮」の姿の人々が集うナイトクラブを通して、個人の存在意義やアイデンティティを探っていくというストーリー。
主人公となるイネスが、新世界で奮闘するスリリングな冒険映画であり、現代における人間関係に焦点を当てたヒューマンドラマとなっています。
日本と北欧という先例にない舞台設定の中、従来のジャンルの枠に捉われない物語が繰り広げられて生きます。

映画は、国際色溢れるキャスティングで、海外からは主人公のイネスを演じるデンマーク映画アカデミーよりロバート賞を授与されているヴィクトリア・カルメン・ソネやデビュー作の『ロイヤルアフェア 愛と欲望の王宮』でベルリン国際映画祭で男優賞を受賞したミケル・ボー・フルスゴードが出演します。

今回のデンマーク大使館公邸での記者会見では、本作のダニエル・デンシック監督とプロデューサーのマイケル・ハスランド氏が来日。
日本側からは、イネスが大阪で出会うミステリアスな男の役を演じることとなる、森山未來、イネスを導くナイトクラブのママ役となる南果歩、イネスが働くことになるナイトクラブのトップホステス・アヤノ役の阿部純子が登壇致しました。

左より監督のダニエル・デンシック、森山未來、阿部純子、南果歩、プロデューサーのマイケル・ハスランド。

また、記者会見前には、作曲家、サキソフォン奏者の清水靖晃による即興生演奏が行われました。

清水靖晃は、本作『MISS OOSAKA』の映画音楽も手がけるとのことで、映画音楽への期待も高まります。加えて、ザンビア系デンマーク人のシンガーソングライタークワミエ・リヴの参加も明らかになりました。

監督メッセージ
二国は昨年国交成立 150 周年を迎えました。本作は、物語性のみならず、両国の俳優、作曲家、 スタッフが、様々な差異や壁を乗り越えて共同する点において、この関係の記念碑となる映画で あると考えます。世代を代表する俳優陣と音楽家、有能な制作スタッフがこの作品の元で一致団結できることを光栄に思います。

[STORY]
24 歳のイネスは、自分に自信が持てずいつも別の誰かになることを夢見ている。恋人ルーカス に連れられ訪れたノルウェーで、イネスは自分と瓜二つな容姿を持つ日米のハーフのマリアに出会う。
自信と魅力に溢れ、大阪で華やかな生活を送るマリアにイネスは徐々に憧れを持つようになる。二人は仲を深めるが、マリアは不慮の事故で死んでしまう。
現場に立ち会わせたイネスは、咄嗟に自分自身を「葬り」、マリアに成り変わることを決意する。イネスは大阪へ向かい、 ナイトラブ MISSOSAKA でホステスとして働き始める。
そこは日常の境界が砕かれ仮のアイデ ンティティを装う人々が集うきらびやかな世界だった。
イネスは自身の過去から逃れるように、 闇雲に新たな世界に飛び込むが、やがて魅力的な世界は影を見せ始める。

制作スケジュール

2019年1-2月 撮影 (大阪)
2019 年 11 月 最終版完成
2020年1月-5月 公開

監督 ダニエル・デンシック
プロデューサー マイケル・ハスルンド-クリステンセン(デンマーク)
共同プロデューサー マティス・ストーレ・マティセン(ノルウェー) & 山本晃久 (日本)