驚歎のガールズムービー『タンジェリン』！コッポラ、ジョージ・ミラー、J・J・アブラムス、デル・トロ― ハリウッドの巨匠に続き、日本からも--

超低予算を逆手にとった創意工夫と綿密なリサーチ、確かな技術力で世界中の映画ファンを魅了する全編 iPhone 撮影のガールズムービー『タンジェリン』が 2017 年 1 月 28 日より渋谷シアター・イメージフォーラム他にて全国順次公開されます。

ロサンゼルスのバックストリートを舞台に二人のトランスジェンダーの怒涛の 1 日をリアルかつユーモラスに描き、世界中の映画祭で絶賛され、数多くの賞を受賞した『タンジェリン』。ハリウッドで活躍する世界的な映画監督や俳優たちからも熱い支持を受けているのです。

『マッドマックス』シリーズのジョージ・ミラー監督は、
「強く何か伝えたいことがあるとき、iPhone を使えばそれが実現できるということは素晴らしい。『タンジェリン』は低予算をものともしていない。映画のテーマにピッタリの撮影方法だと思う」
と全編iPhone撮影の『タンジェリン』を絶賛。
また、『タンジェリン』に自ら触発されたと語るミラー監督は、『マッドマックス 怒りのデス・ロード』の続編の制作にとりかかる前に、短期間で撮影できる、小さい規模の同時代的な映画をまずは作りたいと公言しています。

『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』の J・J・エイブラムス監督は、ツイッターで監督になるためのアドバイスを聞かれ、
「映画をつくればいいんだ!映画をつくるのに十分なカメラが君のポケットに入っているのだから!」と『タンジェリン』のハッシュタグを付けてリプライしています。

ニューヨーク・タイムズ紙の取材のなかで最近観たお気に入り映画の 3 本のうちの 1本に『タンジェリン』を挙げた巨匠監督フランシス・フォ ード・コッポラは、
「美しい映画だ。生命力とユーモアに溢れている」とコメント。

鬼才ギレルモ・デル・トロ監督が、Twitter で「タンジェリンは大胆で美しい」と賛辞を贈り、人気俳優ジェームズ・フランコは米映画サイト 「Indiewire」のコラム内で、2015年印象に残った映画のなかの 1 本に『タンジェリン』を選び「大好きな映画で、若い映画作家に勇気を与える作品だ」と推薦。

さらに毎年恒例となっている鬼才ジョン・ウォーターズ監督の自身が見た映画ベスト 10 の 2015年版にも『タン ジェリン』がランクインするなど、無名キャスト&超低予算映画にもかかわらず『タンジェリン』がインディペンデントの枠を越えて、いかに多くの映画人たちに影響を与えたかが計り知れます。

そして、日本公開にあたっても、一足早く鑑賞いただいた各界著名人の方々が絶賛コメントが到着いたしました。

この映画は近年稀にみる革命的な作品だ。もう金がないから映画撮れないなんて言えなくなったぞ。スマホで撮ったのに最高の映画にな った!ここ数年の中でも文句なく No. 1 映画!!
若者よ!もう金がないから映画撮れないなんて言えないぞ!スマホを手に町へ出よ!!
園子温(映画監督)

絶望と隣り合わせで疾走するギラギラ感がたまらない。
ジェンダー、スマホ撮り、ストリート・ラブといった話題を超え、ハートウォーミングで十 分な脚力のストーリー・テリングは、新しいグルーヴに満ちている。。LA のクリスマスを照らし出す太陽のアッパーさは、誰もをあのヤバいスト リートへと誘い出してしまうだろう。
サエキけんぞう(アーティスト、作詞家)

まさにこういうことを映画の夢と呼びたい。
iPhone 撮影、役者じゃなかったキャスト、ストリート底辺話の三つ揃いが映画祭に躍り出る。 若者たちをときめかせて止まない一作。 みんなが次々と屈辱に見舞われる、こんなすさまじいイブでもいつかは朝がやってくるのでしょうね。しかしガールズムービーと言い切っていい のかなこれ......いいのか。
内田春菊(漫画家・作家)

オカマ・パンパン・ポン引き・妻子持ちにうるさい姑、みーんなロクデナシで、でも愛おしい。LGBT のマジメなテーマにも光が当たるようになった時代だからこそ、禁止用語も取っ組み合いも上等、それでも鮮やかに生きる彼らの日常に胸がすく。ビバ・ビッチ!
ブルボンヌ(女装パフォーマー・ライター)

【物語】

太陽が照り付けるロサンゼルスのクリスマス・イブ。
街角のドーナツショップで1個のドーナツを分け合うトランスジェンダーの二人。28日間の服役を終え、出所間もない娼婦シンディは、自分が留守中に恋人が浮気したと聞きぶち切れる。
歌手を夢見る同業のアレクサンドラはそんな親友シンディをなだめつつも、その夜に小さなクラブで歌う自分のライブのことで頭がいっぱい。
さらに、彼女たちの仕事場の界隈を流すアルメニア人移民のタクシー運転手ラズミックも巻き込んで、それぞれのカオティックな1日がけたたましく幕を開ける！

監督／共同脚本／共同撮影／編集：ショーン・ベイカー　
共同脚本：クリス・バーゴッチ　
共同撮影：ラディウム・チャン　
製作総指揮：マーク・デュプラス、ジェイ・デュプラス
出演：キタナ・キキ・ロドリゲス、マイヤ・テイラー、カレン・カラグリアン、ミッキー・オヘイガン、アラ・トゥマニアン、ジェームズ・ランソン
配給・宣伝：ミッドシップ
2015年／アメリカ／英語・アルメニア語／88分／カラー／シネスコ／原題：Tangerine
(c)2015 TANGERINE FILMS, LLC ALL RIGHTS RESERVED

2017年1月下旬、渋谷シアター・イメージフォーラムにて全国順次公開