5月2日よりユーロスペースほかにて公開中の志萱⼤輔監督による初⻑編作品『猫を放つ』
『春みたいだ』『窓たち』などを⼿掛けてきた志萱⼤輔(シガヤダイスケ)監督が 7 年に及ぶ制作期間を経て完成させた劇映画である。すれ違う夫婦の現在と、かつての記憶を揺さぶる友⼈との再会。過去に引き寄せられながらも、今の「幸せ」の輪郭を探す⼈々を描いた作品。第 30 回釜⼭国際映画祭のコンペティション部⾨にてワールドプレミアを果たし、第 26 回東京フィルメックス メイド・イン・ジャパン部⾨にも選出された。

主⼈公・モリ役に⼯藤梨穂監督作品や本作でも⾳楽を⼿掛けているアーティスト「soma」としても活動する藤井草⾺、モリの妻である写真家・マイコ役にモデルとしても活躍するほか『息を殺して』主演などでも知られる⾕⼝蘭、モリのかつての友⼈・アサコ役として村上由規乃が共演。さらに、望⽉めいり、宮原尚之、カトウシンスケ、菅原⼤吉、古⽮航之介、佐藤ケイらも出演しており、好評を得ている。

© 2025 “Leave the Cat Alone” Film Partner

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COMMENTS

昨年 9 ⽉に開催された第 30 回釜⼭国際映画祭にて本作と同じくコンペティション部門に選出された『旅と日々』の監督である三宅唱さん、ミュージシャンの奇妙礼太郎さんよりコメントが到着した。

「プラネタリウムを出て外を歩いた時間、ケーキ屋での時間、公園の散歩の時間、ハグ、濡れた夜道。⽬の離せないような場⾯が続いた。しかし物語が終わったときに、⾃分はこの映画についてなにもわかっていない気がし、わかった⾵のことはなにも⾔えそうにないと思った。登場⼈物たち同様に不確かな⽣の経験をした、などとも考えてみたが的外れな気もする。わからない。作り⼿たちが 7 年かけたように、せめて何回かみればいいのかもしれないが……。ただ、たった⼀回しか⾒ていないにもかかわらず、時間が経ってもいくつかの場⾯の妙にざわざわとする感じは、たしかにはっきりと記憶に残っていて、これは特別なことのように思う。はたして次の 7 年、このチームがどんなざわざわした場⾯を撮ってくるのか、勝⼿に楽しみにしています」
──三宅唱(映画監督)

「静かに⾃分の⼼の置き場がずっとあるこの映画の中であれは⾃分だと思えたり、他⼈だと思えたりしながらエンドロールの歌に帰ってくるような安⼼感を受け取るような時間がうれしい物語。」
──奇妙礼太郎(ミュージシャン)

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上映期間延長・スピンオフイベント開催決定

メイン館のユーロスペースでは好評につき、6 ⽉ 5 ⽇(⾦)まで上映期間の延⻑が決定。以降、6 ⽉ 6 ⽇(⼟)からの横浜シネマリンをはじめ各地を巡回し、7 ⽉ 4 ⽇(⼟)よりポレポレ東中野での都内追加上映(⼀週間限定予定)も決定した。

さらに 6 ⽉ 6 ⽇(⼟)には『猫を放つ』スピンオフイベント「みんなで なにかを あつめている」中⽬⿊・光婉にて開催。本作の制作期間のなかで志萱監督が記録してきた写真を中⼼に、⾳楽、詩、イラスト、ドリンクやマーケットまで本作のエッセンスから派⽣したさまざまなクリエイションが会場に並び、夜には劇伴も⼿掛けた somaやエンディング曲「さようなら」を提供した mmm によるライブ、VIDEOTAPEMUSIC による DJ も聴くことができる機会となる。また、ユーロスペースではすでに完売となっている志萱監督⾃らディレクションを⾏った100 部限定⽣産のオリジナルブック「みんなで なにかを あつめている」も会場内にて若⼲数販売予定だ。

⚫︎イベント概要

『猫を放つ』スピンオフイベント「みんなで なにかを あつめている」
6 ⽉ 6 ⽇(⼟) ※CASH LESS ONLY
Exhibition & Market ‖ 14:00-18:30 / Admission Free + 1 drink
Live Music ‖ Open 18:30 Start 19:30 / \1,000 + 1 drink
ACT:soma / mmm / VIDEOTAPEMUSIC (DJ set)
会場:光婉 (Ko-en) |⽬⿊区上⽬⿊ 1-3-9 藤屋ビル 4F(中⽬⿊駅 徒歩 5 分)

作品概要

「 あなた今、幸せ? 」という問いが、⾃分に返ってきたとき、ようやく彼らは ⾃らの現在地点 に⽬を向ける。

写真家の妻マイコ(⾕⼝蘭)との距離に悩む⾳楽家のモリ(藤井草⾺)は、かつての友⼈アサコ(村上由規乃)と、思いがけない再会を果たす。その出会いは、とうに過ぎ去った愛情を、ふたりの間に呼び起こす。しかし思い出はすれ違い、期待や欲望を含んだ記憶は、ぼやけ、歪み、それぞれの中で都合よく書き換えられながら現れる。
そして⻑い散歩の終わりに、モリとアサコは、もう既に軌道を外れてしまった⼆つの⼈⽣と、それぞれが⽴つ〈今〉を、あらためて⾒つめ直すことに──

監督・脚本:志萱⼤輔
出演:藤井草⾺ 村上由規乃 ⾕⼝蘭望 ⽉めいり 宮原尚之 カトウシンスケ 菅原⼤吉 古⽮航之介 佐藤ケイ ほか
プロデューサー:板⾕洋 撮影:平井諒 三代郁也 照明:颯輝
サウンドデザイン:荒川翔太郎 録⾳:庄野廉太朗 助監督:志筑司 川名正⼈ 制作担当:古市あきほ
⾐裳:松井弥樹 ヘアメイク:仙波夏海 編集:坂⽥貴⼤ VFX : 潮杏ニ カラリスト:有賀遼
スチール:志村颯 アートディレクター:Rak ⾳楽:soma
制作プロダクション:HUT Pictures 配給・宣伝:イハフィルムズ 英題:Leave the Cat Alone
(2025|ステレオ | カラー | 1.85:1 | 102min)
公式 X・Instagram:@_necowohanatu_

映画『猫を放つ』本予告|2026.5.2 Roadshow

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⚫︎監督プロフィール
1994 年神奈川県⽣まれ。⽇本⼤学芸術学部卒業。卒業制作映画『春みたいだ / Spring Like Lovers』が PFF アワード2017 や第 27 回 TAMA NEW WAVE コンペティション部⾨など⼊選。2020 年には ndjc2020 に選出され、制作した短編映画『窓たち / Windows』は第 26 回釡⼭国際映画祭 Wide Angle Asian Short Film Competition 部⾨で上映された。本作『猫を放つ / Leave the Cat Alone』が初⻑編作となる。