「展覧会で観て、アートフェアで買う」という新しいコンセプトのアートイベント「CURATION⇄FAIR Tokyo」。そのアートフェア・パート「Art Kudan」が、東京・九段下の登録有形文化財「kudan house」において3月9日に開幕しました(3月8日は招待者のみ)。

第一部の展覧会パート「美しさ、あいまいさ、時と場合に依る」では、遠藤水城のキューレーションのもと、1F〜3Fの空間に李朝白磁壷や信楽壷に加え、青木野枝、伊藤慶二、香月泰男、小川待子、大西伸明、川端実、川端康成、熊谷守一、合田佐和子、橋本聡、山口長男、カズ・オオシロ、パブロ・ピカソ、シャプール・プーヤンなどの時間軸やジャンルを超えた作品が並びました。
第二部のアートフェア・パート「Art Kudan」では、これらの作品を出品した15軒のギャラリーがそれぞれひとつづつの部屋を使って、第一部で展示された作品の一部に加えて幅広い年代やジャンルの作品を展示・販売しています。

1階「Satoko Oe Contemporary」展示風景
photo©︎moichisaito

1階「しぶや黒田陶苑」展示風景
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1階「ANOMALY」展示風景
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Art Kudanのテーマは「時の所望」とのことです。本テーマは、茶室に四季折々の花を入れる楽しみを茶室のお客様に譲る、茶道の「花所望」という作法を由来とします。国内の厳選されたギャラリーや美術商がそれぞれの審美眼に基づき、古美術から近代、そしてデジタルメディウムを含む現代アートなど、様々な作品を持ち寄り展示しています。
各ギャラリーは「kudan house」の元々の調度品である家具を利用して展示したり、和室では床間に掛け軸をかけたり、空間を生かしています。床の年月を経たタイルと9~10世紀の中央アジアの陶磁器の組み合わせなども味わい深いです。

2階「MISAKO & ROSEN」展示風景
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2階「MA2Gallery」展示風景
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2階「MA2Gallery」展示風景
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2階「銀座 古美術宮下」展示風景
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3階「東京画廊+BTAP」展示風景
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3階「東京画廊+BTAP」展示風景
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地下1階「ANOMALY」展示風景
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地下1階「ギャラリー広田美術」展示風景
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地下1階「ギャラリー広田美術」展示風景
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地下1階「小山登美夫ギャラリー」展示風景
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地下1階「タカ・イシイ ギャラリー」展示風景
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地下1階「中長小西」展示風景
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別棟のKazuhiro Aihara映像作品展示風景
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作品の雰囲気と展示空間が不思議と馴染んでいます。旧山口萬吉邸の居住空間だった場所に展示していることで、コレクターが自宅で展示する様子を想像しやすいでしょう。また、この場に足を運ぶことで、新しくコレクターになる機会を持てるかもしれません。

開催概要

CURATION⇄FAIR Tokyo
アートフェア「Art Kudan」

会期:2024年3月9日〜11日
時間:11:00〜19:00 ※3月8日はプレス・関係者向けの特別内覧会。最終入場は各日終了30分前まで
会場:kudan house
住所:東京都千代田区九段北1-15-9
入場料:一般 前売り2500円(当日3000円)、学生 前売り1500円(当日1800円)
公式サイト:https://curation-fair.com/