映画やドラマで俳優として活躍する一方、監督やプロデュース業でも多彩な才能を発揮している齊藤工が監督を務める映画『スイート・マイホーム』が、9月1日より公開となります。

2018年、「第13回小説現代長編新人賞」を受賞した注目の作家・神津凛子のデビュー作。窪田正孝
を主演に迎え、蓮佛美沙子、奈緒、窪塚洋介ら実力派俳優たちが織りなす予測不能のホラー・ミステリーです。

齊藤工、窪田正孝、蓮佛美沙子、奈緒、窪塚洋介が『スイート・マイホーム』の魅力を語ったメイキング映像が到着した。
俳優をしているからこそわかる齊藤工監督ならではの気配りが、キャストたちに演技をする安心感と、居心地の良さを与える現場だったことが伝わる内容になっている。

©2023『スイート・マイホーム』製作委員会 ©神津凛子/講談社

齊藤:風が吹くというか、映像的な文体、物語、世界観だなと思いましたし、非常に人の業というか、奥の奥にあるものが、すごく丁寧に描かれていると思いました。

窪田:登場人物みんなが、どこか一つの線で繋がっているような感じがしていて、何かの衝動でかきたてられているものが、どこか歪んで見える感じがあって。怖さもあるけど、でも人間って本来怖い生き物だよなってすごく納得したし。

©2023『スイート・マイホーム』製作委員会 ©神津凛子/講談社

蓮佛:誰がどうしてこうなったんだろうっていうミステリー的な要素もありながら、得体の知れない何かに飲み込まれていくような人間関係の入り乱れ方というか、人を表層だけで「この人こういう人」って結論づけちゃう危うさ。それがどんどん色んな綻びを招いていくみたいな…

齊藤:これは誰の目線なんだろうということ、スマートホーム的な、いわゆるセキュリティーカメラを含めて、この目線は誰が見ている、どういう景色なんだろうということで、同じものでも意味が変わってくる。

©2023『スイート・マイホーム』製作委員会 ©神津凛子/講談社

窪田:パズルのように前後が繋がって、日常に潜む狂気というか、誰しもが正しくて、誰しもが間違っていて、本当に色んな要素が詰まっているなって。何より監督が色んな視点というか、役に寄り添ってくれて。やっぱり普段俳優もやられていますし、こちら側の気持ちをすごく汲み取ってくれて…

蓮佛:相手に対するリスペクト。それは子役であっても年齢とか性別とか何も関係なく、とにかく相手を敬って、いい作品をその中で作っていこうというその姿勢が本当に素晴らしいなと思って。齊藤組の雰囲気というものが、私自身が「まだずっとここにいたい」って思うぐらい温かいものだったというのは、まさに監督が作り上げられたものなんだろうなっていう…

窪塚:役者としての目線を持って現場にいてくれているから。監督と役者の両方の目線。バランスの良さがすごく印象的です。

奈緒:始まる時は、物語もハードな展開になっていくので撮影自体もきっと大変だろうなと、心構えと身構えをして撮影に入ったので、本当に不安をすごく取り除いてくださって、安心して現場にいられるようにしてくださる素敵な監督だと思いました。

©2023『スイート・マイホーム』製作委員会 ©神津凛子/講談社

齊藤:『スイート・マイホーム』は、僕がどうしても見たい、今まで見たことのない映画として作りました。ぜひ劇場で見たことのない世界で、見たことのない自分と出会ってください。

映画『スイート・マイホーム』メイキング映像

映画『スイート・マイホーム』メイキング【2023年9月1日(金)公開】

youtu.be

<ストーリー>
極寒の地・長野県に住むスポーツインストラクターの清沢賢二は、愛する妻と幼い娘たちのために念願の一軒家を購入する。“まほうの家”と謳われたその住宅の地下には、巨大な暖房設備があり、家全体を温めてくれるという。理想のマイホームを手に入れ、充実を噛みしめながら新居生活をスタートさせた清沢一家。だが、その温かい幸せは、ある不可解な出来事をきっかけに身の毛立つ恐怖へと転じていく。
差出人不明の脅迫メール、地下に魅せられる娘、赤ん坊の瞳に映り込んだ「何か」に戦慄する妻、監視の目に怯えて暮らす実家の兄、周囲で起きる関係者たちの変死事件。そして蘇る、賢二の隠された記憶。その「家」には何があるのか、それとも何者かの思惑なのか。最後に一家が辿り着いた驚愕の真相とは?

出演:窪田正孝

蓮佛美沙子 奈緒

中島 歩 里々佳 吉田健悟 磯村アメリ

松角洋平 岩谷健司 根岸季衣

窪塚洋介

監督:齊藤 工

原作:神津凛子「スイート・マイホーム」(講談社文庫)

脚本:倉持 裕

音楽:南方裕里衣 

製作:鳥羽乾二郎 太田和宏 高見洋平 人見剛史 松下寿昭 澁谷京子 福山雅治

エグゼクティブプロデューサー:福家康孝 新井勝晴 プロデューサー:中村陽介 赤城 聡

ラインプロデューサー:飯塚信弘 撮影:芦澤明子(J.S.C)

照明:菰田大輔 美術:金勝浩一 録音:桐山裕行 装飾:山田好男 編集:髙橋幸一 音響効果:安江史男

スクリプター:工藤みずほ スタイリスト:高橋さやか ヘアメイク:中山有紀

音楽プロデューサー:千田耕平 キャスティング:南谷 夢 助監督:是安 祐 制作担当:桑原 学

製作幹事・配給:日活 東京テアトル 制作プロダクション:日活 ジャンゴフィルム 
企画協力:フラミンゴ

製作:日活 東京テアトル 講談社 ライツキューブ スターキャット ブルーベアハウス

助成:文化庁文化芸術振興費補助金(映画創造活動支援事業)独立行政法人日本芸術文化振興会

©2023『スイート・マイホーム』製作委員会 ©神津凛子/講談社

公式Twitter:@sweetmyhome_jp

9月1日(金)全国公開