栃木県大田原市を拠点に独自の映画製作活動を続ける渡辺紘文・渡辺雄司兄弟による映画 制作集団 “大田原愚豚舎”の最新作『テクノブラザーズ』と『生きているのはひまつぶし』 (監督:渡辺紘文)が、4 月 21 日~4 月 29 日 イタリアで開催されるヨーロッパ最大のアジア映画祭・第 25 回ウーディネ・ファーイースト映画祭へ正式出品されることが決定しました。

『テクノブラザーズ』はコンペティション部門。
『生きているのはひまつぶし』はSPECIAL SCREENINGS部門への出品となります。

『テクノブラザーズ』は正体不明の三人組のミュージシャン“テクノブラザーズ”が自分たち の音楽をレコード会社に売り込むため、冷酷なマネージャー・氷室と共に東京へ向かうロー ドムービー。 主演はこの作品が映画初主演となる新人女優・柳明日菜とテクノブラザーズ。 脚本・監督を渡辺紘文が務め、渡辺紘文の弟で映画音楽家の渡辺雄司が全楽曲の作曲を務めています。

『テクノブラザーズ』

『テクノブラザーズ』

『生きているのはひまつぶし』はコロナウイルスの感染拡大により映画をつくることがで きなくなった映画監督・渡辺紘文の緊急事態宣言下の日常を描いたドキュメンタリー映画です。

『生きているのはひまつぶし』

『生きているのはひまつぶし』

『生きているのはひまつぶし』

渡辺紘文・雄司兄弟が2013年に旗揚げした映画制作集団“大田原愚豚舎”は今年で旗揚げ10年を迎え、ウーディネ・ファーイースト映画祭で上映される2本の新作映画がどのような 反響を呼ぶのか期待されます。

また渡辺紘文が俳優として主演した『あなたの微笑み(リム・カーワイ監督作品)』も同映画祭のコンペティション部門に選出されています。

■渡辺紘文 コメント
このたび、ウーディネ・ファーイースト映画祭において『テクノブラザーズ』と『生きているのはひまつぶし』が上映されることを本当に光栄に思います。 前回、ウーディネで大田原愚豚舎の特集上映を開催して頂いた時はコロナ禍でありイタリア行きが叶わず無念でしたが今回念願叶いやっとイタリアの映画ファンの皆様にお会いす ることができます。 映画を多くの人たちと観ることができる喜び、多くの人たちと語ることができる幸福を感じながら映画祭に参加させていただきたいと思っています。

■ 映画制作集団 大田原愚豚舎について
映画制作集団 大田原愚豚舎は、2013年、映画監督の渡辺紘文と映画音楽家 渡辺雄司兄弟 によって旗揚げされた映画制作団体。 渡辺兄弟の故郷、栃木県大田原市を拠点に独自の映画創作活動を展開し、旗揚げ以来、精力 的に作品を製作・発表・上映し続けている。 渡辺兄弟が製作した長編映画『そして泥船はゆく(2013)』 『七日(2015)』 『プールサイド マン(2016)』 『地球は お祭り騒ぎ(2017)』は、史上初となるデビュー以来4作品連続の東 京国際映画祭正式出品を果たし、『プールサイドマン』では 東京国際映画祭日本映画スプラ ッシュ部門の最高賞である作品賞を受賞。さらに世界最大の日本映画際ニッポンコネクションにおいて、ニッポン・ヴィジョンズ審査員賞NIPPON VISIONS JURY AWARD 2017を受賞するなど国内外で高い評価を獲得した。2019年『叫び声』が第32回東京国際映画祭 日本映画スプラッシュ部門監督賞を受賞。2020年にはウーディネ・ファーイースト映画祭において初の特集上映が開催。 さらに世界最大の博物館スミソニアンにおいて特集上映【GET TO KNOW HIROBUMI WATANABE】が開催されるなど新作を発表するたびに国際的な注目が高まっている。2023年、大田原愚豚舎は旗揚げ10周年を迎える。

『テクノブラザーズ(2022/97分)』

『テクノブラザーズ』

出演者
柳明日菜 井野勝美 久次璃子 磯清峰 戸田古道 黒崎宇則 渡辺雄司 渡辺紘文 テクノブラザーズ

脚本・監督:渡辺紘文
音楽監督:渡辺雄司
撮影監督:渡部友一郎
演奏:テクノブラザーズ

『生きているのはひまつぶし(2022/86分)』

『生きているのはひまつぶし』

出演者渡辺紘文 バン・ウヒョン 渡辺雄司 久次璃子 渡辺秀樹 渡辺あけみ磯清峰 黒崎宇則 渡部友一郎 柳明日菜

脚本・撮影・監督:渡辺紘文
音楽監督:渡辺雄司