2023年2月18日~19日に開催される第3回かごしま平和映画祭に、今関あきよし監督最新作である「青すぎる、青」がクロージング作品として上映されることが発表された。

ロケ誘致日本一を誇る鹿児島から地元発信の作品を!という想いから立ち上がった作品は鹿児島市の全面協力のもと2022年に、鹿児島のシンボルでもある桜島はもちろんのこと、桜島フェリーや鹿児島市の最新スポット、話題のエリアなど鹿児島オールロケにて撮影が行われた。

メガホンを握るのは、故大林宣彦に師事し、黒澤監督作品のドキュメンタリー作品撮影やメイキング撮影に参加するなどの経歴を持ちながら、自身も魅力あふれるヒロイン像を描き出すことに定評のある今関あきよし監督。何度も鹿児島に足を運び、鹿児島の魅力に触れながら「海ありきな街」ならではの描写も入れた、今関監督原案のオリジナルストーリーである唯一無二の青春ファンタジーが誕生した。

その主演を務めるのは、鹿児島出身であり、地元専門学校のCM出演経歴もある上大迫祐希。映画「スパゲティコード・ラブ」では鹿児島から上京する不登校の女子高生役を好演し話題に。初主演作「神田川のふたり」において【キネマ旬報ベスト・テン】日本映画個人賞新人女優賞部門で第3位に選ばれるなど今注目すべき女優に成長した姿を、地元鹿児島オールロケ作品で披露することとなる。
上大迫に加え、「NewDays」のCMが話題のフレッシュな女優・原愛音、舞台の場を中心に活動の場を広げる鹿児島出身の肥後遼太郎、TVや映画で活躍する実力派の、逢澤みちる、窪塚俊介、佐伯日菜子ら、魅力的な俳優たちが鹿児島の地でつづられる青春ファンタジーを届ける。

この空の青色の向こう側は何色なんだろう?

公開に先駆け、【かごしま平和映画祭】クロージング作品として地元の方へ披露されることとなった本作。鹿児島と今関あきよしそして上大迫祐希が織りなす物語は、ファンタジーではあるが言葉にできない悩みを抱える今を生きる人には大きなエールとなる作品になるだろう。3つの化学反応が放つ魅力いっぱいの映画『青すぎる、青』は、鹿児島特別上映版は2月19日日曜日の限定上映!

<監督・今関あきよし コメント>
《自分とは何者なのか》《自分探し》という普遍的なテーマを映画という映像表現で自由奔放に描いてみたいと思った。
日常の生活に追われてしまうと、気にも留めないようなこのテーマを「鹿児島」でなら描けると直感した。
桜島という大自然の象徴がドンッ!と存在する中、市内は活気に満ちて、最南端の土地では時間がゆっくり流れ、夜空には眩しいほどの星。
鹿児島全体が、地球や宇宙を肌で感じることが出来る街。ここ「鹿児島」なら純粋で繊細な物語が成立すると思った。上大迫祐希というピュアで、透明感のある女優との出会いもあり、この映画はスタートし、ついに完成した。
そして何処よりも先に「鹿児島」での上映が叶い、とても嬉しく思っています。

<田中美巳役 上大迫祐希 コメント>
「青すぎる、青」は鹿児島出身者である私でさえも気づくことのなかった、
あるがままの鹿児島を丁寧に切り取ってくれました。鹿児島に住む皆様が、
この土地の魅力を再確認するきっかけになればと思います。
そして、完成間近のこの映画を一人目の鑑賞者として、この機会に見守っていただけたら幸いです。
「青すぎる、青」がかごしま平和映画祭の良き締めくくりになりますように。

<STORY>
鹿児島最南端の小さな漁港。その港の前にある小さな商店を切り盛りしている美巳(ミミ)は、美大生として卒業制作作品の制作に思い悩んでいた。
美巳の友人で、UFO好きの希良(キラ)は、美巳とは逆にテキパキと卒業制作を進めていて、希良に追いつけない美巳。
美巳が中学1年生の頃に両親が離婚。母親が家を出て行ってから、漁師だった父親と2人で何とか店を守ってきたが、 その父親も昨年末に心臓発作で急死。
父の死後、父の親戚という女性が店を仕切るようになり、自分の大切な場所を奪われたようで気持ちが落ち着かない美巳。
その頃から、美巳には過去の記憶に関するさまざまな音が聞こえるようになっていた。廃校の小学校の前に立てば、子どもたちの歓声や運動会の音が聞こえた。
最近では大きく不思議な光る『何か』を目撃するようになる。それは、夢なのか現実なのか...!?
自分という小さな世界で生きてきた美巳が、 様々な出会いや不思議な体験を通して少しずつ成長していく

上大迫祐希 原 愛音
肥後遼太郎 逢澤みちる 窪塚俊介 佐伯日菜子

監督・原案: 今関あきよし

脚本:小林弘利  音楽:種子田博邦
エグゼクティブ・プロデューサー:嶋田 豪 肥後潮一郎 プロデューサー:星野晴美 西田建一 
鹿児島弁監修:西田聖志郎     

協力:鹿児島市 羽子田幸一 ロケ協力:鹿児島レディスカレッジ ヘアアート学科 株式会社マツモト工芸ドローン事業部
制作協力:南大隅町開発株式会社 かごしまフィルムオフィス

制作・配給:アイエス・フィールド
製作:映画「青すぎる、青」製作委員会

2023年/日本/カラー/ビスタ/103分

2023年秋頃劇場公開予定