この度、国内で最も権威と実績、歴史のある映画賞「第 77 回毎日映画コンクール」の各賞のノミネート作品、 ノミネート者が決まりました。
「蜜蜂と遠雷」で、第 74 回毎日映画コンクール日本映画大賞を受賞した石川慶監督が芥川賞作家・平野啓一郎の原作を妻夫木聡、安藤サクラ、窪田正孝らを迎えて映画化した『ある男』が最多9部門ノミネート。次いで、聴覚障害のある元プロボクサー・小笠原恵子さんの自伝を原案にした三宅唱監督 の人間ドラマ『ケイコ 目を澄まして』と、75 歳以上が自らの生死を選択できる<プラン 75>という架空の制度を媒介に、「生きる」という究極のテーマを問いかける早川千絵監督『PLAN75』が、6部門ノミネート。今年を代表する話題作、秀作、力作、優れた映画スタッフらが揃いました。受賞作(者)発表は来年1月下旬となります。

【作品部門】

<日本映画大賞、日本映画優秀賞>

「ある男」
「ケイコ 目を澄まして」
「さがす」
「PLAN75」
「夜明けまでバス停で」

<外国映画ベストワン賞>

「アネット」
「Coda コーダ あいのうた」
「トップガン マーヴェリック」
「ベルファスト」
「リコリス・ピザ」

【俳優部門】

<男優主演賞>

阿部サダヲ「死刑にいたる病」
稲垣吾郎「窓辺にて」
佐藤二朗「さがす」
沢田研二「土を喰らう十二カ月」
妻夫木聡「ある男」
豊川悦司「あちらにいる鬼」

<女優主演賞>

岸井ゆきの「ケイコ 目を澄ませて」
田中裕子「千夜、一夜」
寺島しのぶ「あちらにいる鬼」
永野芽郁「マイ・ブロークン・マリコ」
のん「さかなのこ」
倍賞千恵子「PLAN75」

<男優助演賞>

窪田正孝「ある男」
坂口健太郎「ヘルドッグス」
砂田アトム「LOVE LIFE」
中島歩「よだかの片想い」
三浦友和「ケイコ 目を澄ませて」
山本耕史「シン・ウルトラマン」
横浜流星「流浪の月」

<女優助演賞>

安藤サクラ「ある男」
伊東蒼「さがす」
尾野真千子「千夜、一夜」
玉城ティナ「窓辺にて」
広末涼子「あちらにいる鬼」
宮本信子「メタモルフォーゼの縁側」

<スポニチグランプリ新人賞・男性>

岡田健史「死刑にいたる病」
神尾楓珠「恋は光」
白鳥晴都「ぜんぶ、ボクのせい」
番家一路「サバカンSABAKAN」
目黒蓮「月の満ち欠け」

<スポニチグランプル新人賞・女性>

嵐莉菜「マイスモールランド」
大沢一菜「こちらあみ子」
川瀬知佐子「愛してる!」
北村優衣「ビリーバーズ」
Kōki,「牛首村」

【スタッフ部門】

<監督賞>

石川慶「ある男」
白石和彌「死刑にいたる病」
高橋伴明「夜明けまでバス停で」
早川千絵「PLAN75」
深田晃司「LOVE LIFE」
三宅唱「ケイコ 目を澄ませて」

<脚本賞>

青木研次「千夜、一夜」
荒井晴彦「あちらにいる鬼」
今泉力哉、城定秀夫「愛なのに」
梶原阿貴「夜明けまでバス停で」
早川千絵「PLAN75」
向井康介「ある男」

<撮影賞>

浦田秀穂「PLAN75」
近藤龍人「ある男」
月永雄太「ケイコ 目を澄ませて」
ホン・ギョンピョ「流浪の月」
松根広隆「土を喰らう十二カ月」
山崎裕「千夜、一夜」

<美術賞>

今村力、新田隆之「死刑にいたる病」
小坂賢太郎「土を喰らう十二カ月」
酒井賢「峠 最後のサムライ」
種田陽平、北側深幸「流浪の月」
我妻弘之「ある男」

<音楽賞>

青葉市子「こちらあみ子」
大友良英「犬王」
大友良英「土を喰らう十二カ月」
加藤久貴「マイ・ブロークン・マリコ」
原摩利彦「流浪の月」

<録音賞>

臼井勝「PLAN75」
浦田和治「死刑にいたる病」
小川武「ある男」
川井崇満「ケイコ 目を澄ませて」
森英司「千夜、一夜」
矢野正人「峠 最後のサムライ」
渡辺文彦「土を喰らう十二カ月」

【ドキュメンタリー部門】

<ドキュメンタリー映画賞>

「牛久」
「北のともしび ノイエンガンメ強制収容所とブレンフーザー・ダムの子どもたち」
「教育と愛国」
「原発をとめた裁判長 そして原発をとめる農家たち」
「人生ドライブ」
「スープとイデオロギー」
「たまねこ たまびと」

【アニメーション部門】

<アニメーション映画賞、大藤信郎賞>

「犬王」
「うまとび」
「鬼布と塩」
「蟹眼」
「機動戦士ガンダム ククルス・ドアンの島」
「グッバイ、ドン・グリーズ!」
「サカナ島胃袋三腸目」
「Sampai jumpa laji」
「すずめの戸締まり」
「高野交差点」
「駐車場でアメを食べたね」
「猫パラレル」
「半島の鳥」
「MARE」
「ミニミニポッケの大きな庭で」
「無法の愛」
「REMれむ-The waves of endless dreams」
「わたしのトーチカ」
「ONE PIECE FILM RED」

(50音順)

第77回毎日映画コンクール

<対象作品>
2022年1月1日から12月31日までに国内で14日間以上、有料で劇場公開された作品。 (アニメーションおよびドキュメンタリー部門は、同期間に完成もしくは上映された作品)

<表彰>

▽作品部門=日本映画大賞 日本映画優秀賞 外国映画ベストワン賞
▽俳優部門=男優主演賞 女優主演賞 男優助演賞 女優助演賞 スポニチグランプリ新人賞
▽スタッフ部門=監督賞 脚本賞 撮影賞 美術賞 音楽賞 録音賞
▽ドキュメンタリー部門=ドキュメンタリー映画賞
▽アニメーション部門=アニメーション映画賞 大藤信郎賞
▽TSUTAYA DISCAS映画ファン賞 ▽田中絹代賞 ▽特別賞

<発表>
2023年1月下旬の毎日新聞、スポーツニッポン新聞紙上

<表彰式>
2023年2月14日、めぐろパーシモンホール(東京都目黒区八雲1の1の1)

主催 毎日新聞社、スポーツニッポン新聞社
共催 目黒区芸術文化振興財団
特別後援 カルチュア・エンタテインメント、CCCMKホールディングス
後援 経済産業省、文化庁、日本映画製作者連盟、映像文化製作者連盟、ユニジャパン、映像産業振興機構(VIPO)、目黒区
協賛 アクティオ、アデランス、映画演劇文化協会、SGC、集中出版、セーフティーステップ、東急グループ、東日印刷、ランドネクスト
協力 エース、黒谷美術、芸游会、サッポロビール、下関市(山口県)、シモンズ、タイムズラボ、Base KOM