2020 年に公開され、ゲイのカップルが今の日本社会でどう生きていくかを真 摯に描いた作品として国内外で高い評価を得た映画『his』の企画・脚本アサダアツシをはじめとする同制作チ ームが、この度監督に自身の劇団「玉田企画」の作・演出を担う俊英として注目の玉田真也、主演に 2021 年公開の『ドライブ・マイ・カー』(濱口⻯介監督)でヒロインを務め、第 45 回日本アカデミー賞の新人俳優賞を受賞し、目覚ましい活躍をみせている三浦透子を迎え、<恋愛至上主義>がまん延する世界で、他人に恋愛感情を抱かない主人公が「自分は何者で、自分の幸せは何なのか」を発見していく姿を描いた映画『そばかす』を 2022 年 12 月 16 日(金)より新宿武蔵野館ほかにて全国公開いたします。
今回、本作で共演した三浦透子、前田敦子、伊藤万理華の 3 人の鼎談インタビュー映像が解禁されました。解禁された映像では、主演・三浦透子、前田敦子、伊藤万理華が唯一集まって鼎談インタビューを受けた動画となります。
「この 3 人が集まったことが奇跡で、とても楽しかった」と口々に語る3人からは、 同じ価値観を共有できた撮影だったことが窺える。 「恋をしない」女性・佳純演じる三浦は非常に難しい役所だったが、そんな彼女の人 生に大きな影響を及ぼす同級生を演じるのは、元 AV 女優という役所の前田敦子。 さらに、佳純の妹役を演じる伊藤万理華はそれぞれの共演を「楽しかったしかでてこない」と現場での朗らかな様子を伝えている。
家族の設定だった三浦と伊藤、そして友人設定の三浦と前田、各々の演技の息はぴったりあったようだ。 撮影前にもきちんとリハーサルを実施し、監督や出演者とコミュニケーションをとりながら撮影を進めたということもあり、スクリーンからも出演者たちの気兼ねない関係が漏れ出ているようだ。 前田は、「透子ちゃんがスタッフみんなをまとめていた」と褒め称えると、三浦は「なんかすみません笑」と照れ笑いを見せた。
制作は、『勝手にふるえてろ』(17/大九明子監督)、『寝ても覚めても』(18/濱口⻯介監督)、『愛が なんだ』(20/今泉力哉監督)、『本気のしるし』(20/深田晃司監督)を手掛けてきたメ〜テレと、制作会 社ダブ。本作は新進女優と次世代監督がタッグを組み、「不器用に、でも一生懸命“今”を生きるヒロインたち」 をそれぞれの視点で映画化するプロジェクト、“(not) HEROINE movies”=ノット・ヒロイン・ムービーズの 『よだかの片想い』(9/16公開)に次ぐ、第三弾公開作品として制作されました。
三浦透子・前田敦子・伊藤万理華 特別インタビュー動画
【あらすじ】
物心ついた頃から「恋愛が何なのかわからないし、いつまで経ってもそんな感情が湧いてこない」自分に不安を抱きながらも、マイペースで生きてきた蘇畑佳純(そばた・かすみ)は 30 歳になった。大学では音楽の道を志すも挫折し、現在は地元に戻りコールセンターで苦情対応に追われる。妹の結婚・妊娠もあり、母から頻繁に「恋人いないの?」「作る努力をしなさい!」とプレッシャーをかけられる毎日。ついには無断でお見合いをセッティングされる始末。しかし、そのお見合いの席で、佳純は結婚よりも友達付き合いを望む男性と出会う...
三浦透子
前田敦子 伊藤万理華 伊島空 前原滉 前原瑞樹 浅野千鶴
北村匠海(友情出演) 田島令子 坂井真紀 三宅弘城
監督:玉田真也
企画・原作・脚本:アサダアツシ
主題歌:「風になれ」三浦透子(EMI Records/UNIVERSAL MUSIC)
音楽・録音・音響効果:松野泉
製作幹事:メ〜テレ
配給:ラビットハウス
宣伝:フィノー
製作プロダクション:ダブ
(not) HEROINE movies メ〜テレ 60 周年
助成: 文化庁文化芸術振興費補助金(映画創造活動支援事業)|独立行政法人日本芸術文化振興会
©2022「そばかす」製作委員会