暗闇の中に見えた光は、幻か、現(うつつ)か
現代社会に突きつける衝撃の処方箋

自主映画からキャリアをスタートさせて 以降、『白夜行』や『神様のカルテ』、「桜のような僕の恋人」「和田家の男たち」など映画やテレビなど数々の作品を手掛けてきた深川栄洋監督。そんな深川監督が、2019 年から作り始めた2つの異なる自主映画作品 を「sideA」「sideB」と称して連続して公開する取り組み=return to mYselF プロジェクトを立ち上げました。

現在絶賛公開中の sideA『42-50 火光(かぎろい)』に続き、sideB と なる『光復(こうふく)』が 2022 年 12 月 9 日(金)、ヒューマン トラストシネマ有楽町、下北沢トリウッドで公開されることが決定
しました。

生活保護を受けながら認知症の母親と暮らす 42 歳の圭子。高校の同級生との再会をきっかけに明るさを取り戻していく圭子だが、母親の急死により、 その人生は不気味な音を立てて崩れ始めていくーーー。

深川監督が、世の中であまり取り上げられることのなかった実際のニュースやコラムの数々をひとりの女性に起きる出来事に集約させて作り上げた “受難”の物語。マスコミ試写では「現代版“⻄鶴一代女”のよう」「(2005 年 の自主制作映画)『狼少女』の頃の深川監督が戻ってきた!」など絶賛の声が続々と届いております。

この度、ポスタービジュアルと予告編が、解禁されました。

合わせて、深川監督と、監督の妻で『42-50 火光(かぎろい)』に続き、主演を務めた宮澤美保のコメントも到着しました。

『光復』予告

予告編「光復」12 ⽉9⽇(⾦)ヒューマントラストシネマ有楽町・下北沢トリウッド他全国順次公開

vimeo.com

コメント

苦しくて仕方のない時、あの人よりもマシだと思うと救われる事があります。 この映画の主人公もまさにそれ、次々襲いかかる不幸に、この人よりはマシだと思えるでしょう。 でも、この映画はそれで救われるわけではありません。 とんでもないところまで、心を持っていかれます。 その先に本当の救いがあるのか......をぜひ劇場で体感してください。
宮澤美保(本作主演)

約 20 年ぶりにオリジナル映画を作りました。
2019 年の 1月に主演を妻に据え、テーマは「幸福」と決めました。 ですが、脚本がなかなか書けずに苦しんでいた時に、フッと 2018年に起きた「不幸」な事件を調べはじめました。
調べてみると、1年間に沢山の悲しい出来事が起きていました。
その出来事の幾つかに、一人の女性を縦糸にして編み込んでみました。
それが今回のストーリーです。
映画の中で起きる不幸なことは全てあの年に起きた出来事です。
観客はこの物語を観ていると自然に幸せを求めるでしょう。
その最後の「幸せ」の表現に、監督としての眼差しを込めました。
脚本が完成した時、映画のタイトルは「光復」に変わっていました。
「幸福」では表現できない映画になったと思います。ぜひ、僕たちの映画を観に来て下さい。
深川栄洋(本作監督)

宮澤美保
永栄正顕 クランシー京子 / 関初次郎 池田シン 伊東孝 / 大場泰正 崔哲浩 野崎数馬

製作:中元寺求 中田大輔 プロデューサー:不二正人
撮影監督:安田光 録音:植田中 音楽:福廣秀一朗 ながのフィルムコミッション:跡部晴康 仕上げプロデューサー:豊里泰宏 VFX:田中貴志 整音・効果:丹雄二 サウンドエンジニア:伊藤貴匡 撮影助手:赤尾郁哉 助監督:比嘉一志 造形:宮本芽依 コンポジット:伊藤創志 小林亜唯 コンフォームエディター:坂本ユカリ オンラインエディター:河野文香 タイトル作成:山口彩 題字:宮沢光華
製作・配給:スタンダードフィルム 製作協力:オヤシキ商事
配給協力:ポレポレ東中野 宣伝:平井万里子

12月9日(金)より
ヒューマントラストシネマ有楽町・下北沢トリウッド他全国順次公開!