聴く者の心を浄化する歌唱と美しき旋律。元ビーチ・ボーイズのブライアンに密着した初めてのドキュメンタリー『Brian Wilson: Long Promised Road』が邦題『ブライアン・ウィルソン/約束の旅路』として、8月にTOHOシネマズ シャンテ、渋谷ホワイトシネクイントほかにて全国ロードショーが決定いたしました。
「サーフィン・U.S.A.」「グッド・バイブレーション」「神のみぞ知る」、そして名盤『ペット・サウンズ』『スマイル』。他の追随を許さない、聴く者の心を撃ち抜く歌唱と旋律の美しさ。音楽の神に愛された「ビーチ・ボーイズ」の創設メンバー、ブライアン・ウィルソン。その輝かしすぎる栄光の日々の半面、稀代の天才ソングライターが抱えていた、哀しくも壮絶な真実ー。人生の喜びと悲しみを振り返り、秘められた想いが今、「天才」自身の言葉によってつむがれる。
元ローリング・ストーン誌のベテラン編集者のジェイソン・ファインとともに、幼少期に過ごした家や「サーフィン・サファリ」のジャケット写真が撮影されたパラダイス・コーブなど、ゆかりの西海岸の街をめぐっていく。ホームビデオやレコーディング風景などの貴重なアーカイブ映像とともに、3年間で70時間以上にわたるインタビュー撮影で語られるのは、身を削ってもたどり着けない領域を目指すがためプレッシャーに苛まれ陥った薬物中毒、自由と金銭を奪われ続けた精神科医との関係、そして亡くなってしまったかけがえのない兄弟への確執と愛情。それでもブライアンには音楽があった。音楽が彼を世に導き、最悪の環境から救い出した。そして、家族とともに人間的な復活を遂げた。
ブルース・スプリングスティーン、エルトン・ジョンなど音楽界の著名人がビーチ・ボーイズへの愛を語り、この映画のためにジム・ジェームズ(マイ・モーニング・ジャケット)と共作した新曲「Right Where I Belong」や、ジミー・ロジャーズの《Honeycomb》やブライアン自身による《ロング・プロミスト・ロード》をはじめとする名曲をカヴァーする様子が映し出される。波乱万丈な人生を送り、生きる喜びをシンプルに表現し続けた、ブライアンの軌跡を辿る旅路の果てに見えた素顔とは?
1962年のビーチ・ボーイズのデビュー・アルバムから60周年となる本年。『ブライアン・ウィルソン/約束の旅路』は8月、TOHOシネマズ シャンテ、渋谷ホワイトシネクイントほか全国ロードショー。
監督:ブレント・ウィルソン
製作:ティム・ヘディントン、テリサ・スティール・ペイジ、ブレント・ウィルソン
製作総指揮:ブライアン・ウィルソン、メリンダ・ウィルソン、ジェイソン・ファイン
共同プロデューサー:ジャン・ジーフェルス
出演:ブライアン・ウィルソン、ジェイソン・ファイン、ブルース・スプリングスティーン、エルトン・ジョン、ニック・ジョナス、リンダ・ペリー、ドン・ウォズ、ジェイコブ・ディラン、テイラー・ホーキンス、グスターヴォ・ドゥダメル、アル・ジャーディン、ジム・ジェームズ、ボブ・ゴーディオ
2021年/アメリカ/英語/93分/原題:Brian Wilson: Long Promised Road/字幕監修:萩原健太
配給:パルコ ユニバーサル映画 宣伝:ポイント・セット
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