ドキュメンタリー映画『オードリー ・ヘプバーン』を5月6日(金)より劇場公開いたします。永遠の妖精と呼ばれ、美の概念を変えた革新的な存在でスターとしての名声を得たオードリー。世界中から「愛された」彼女は一方、実生活では愛に恵まれなかった。多くの悲しみと孤独を抱えながらも、「人生の最後に、自分のことを好きになれた」と語る彼女の本当の姿とはー。今解き明かされるオードリーの生き方は、きっと、あなただけの幸せを見つけてくれる。
名声に隠されたオードリーの本当の姿を描く初の長編ドキュメンタリー映画
本作では、過去の貴重なアーカイブ映像をふんだんに盛り込み、近親者によって語られるインタビュー、そして滅多に聞くことができない本人の肉声によるインタビューによって名声に隠された彼女の本当の姿が描きだされます。ひとりの女性として、人間として、最後まで人々に愛を説き続けたオードリー・ヘプバーン。生涯をかけて「愛すること」を信じ続け、本当の幸せをつかんだオードリーの人生が今、紐解かれます。
今回解禁となった映像は、劇中で解き明かされるオードリー・ヘプバーンの本当の姿とその生き方について語られたもの。オードリー最後の主演作『ニューヨークの恋人たち』を監督した、今は亡きピーター・ボクダノヴィッチや孫娘のエマ、劇中に挿入されるイメ−ジシーンに登場し、映画『キャッツ』で人間に捨てられた臆病な猫ヴィクトリア・ザ・ホワイト・キャットを演じた事でも知られる才能溢れるバレエダンサー、フランチェスカ・ヘイワードなどが、スターとしての表の姿しか知らなかったオードリーの苦悩、寂しさ、そして得た幸せと、彼女の本当の人生を紐解いていく。
―突然、スターが生まれた
― 今でも“気取らない美しさ”の典型
― 真のハリウッドスター
― 時を超えた魅力を持ち、決して色あせない
― 愛の芸術家という異名がぴったり
映像内で語られるこれらの言葉の数々からは、いかに、オードリーが稀有な存在として今なお多くの人々に影響を与えているかが伺い知れる。
本作でオードリーの人生をバレエで表現するシーンでは、大英帝国勲章司令官を授与された世界的振付師ウェイン・マクレガーが「何をしたかではなく、彼女という人そのものを描く」と語り、バレエダンサーのフランチェスカ・ヘイワードは「皆オードリーを知っているつもりだけど、もっと奥の深い女性」と感嘆している。
監督であるヘレナ・コーンは、オードリーという人物に対し「彼女は人生における大きな悲劇やトラウマを抱えていましたが、常にそれをより良いものへ、そしてより美しいものへと変えることができました。彼女は恐怖や憎しみに溢れる世界で愛の重要性のために立ち上がり、今でも何らかの形で戦い続けています。」と明かしており、オードリー・ヘプバーンという一人の女性の生き方が、今を生きる我々に大きなメッセージを投げかけている事を示唆している。
映画本編では、この他に、息子であるショーン・ヘプバーン・ファーラー、晩年の姿を知るユニセフの写真家、ジョン・アイザックや戦場ジャーナリストのエディス・レデラー、スティーヴン・スピルバーグ監督の『オールウェイズ』で共演したリチャード・ドレイファス、さらに、ジバンシィの元アーティスティック・ディレクター、クレア・ワイト・ケラーが、実際にオードリーとジバンシィが仮縫いをしたパリにあるアトリエで、2人の出会いと親密な関係について語る場面や、カメラでオードリーを撮り続けたファッションフォトグラファー、リチャード・アヴェドンの孫、マイケル・アヴェドンらが彼女の一人の人間としての姿について語る場面が映し出される。
永遠の妖精と呼ばれ、スターとして名声を得たオードリーがいかにして、愛を与える人生を歩むことになったかが明かされます。
多くの悲しみと喪失感を抱えながらも、決して恐怖や憎しみにとらわれる事なく、「愛すること」を信じて自らの本当の幸せを掴み取ったオードリー。彼女の生き方はきっと、今の時代を生きる私たちに幸せのヒントをくれるだろう。
映画『オードリー・ヘプバーン』特別映像
ストーリー
幼少期に経験した父親による裏切り、ナチス占領下のオランダという過酷な環境で育った過去のトラウマ、奪われたバレエダンサーへの夢、幾度の離婚…劇中では、過去の貴重なアーカイブ映像とともに、近親者によって語られるインタビューによって、これまで隠されてきたオードリーの一人の女性としての姿が描き出されていく。
晩年は、ユニセフ国際親善大使として自身の名声を善のために尽くし、慈善活動を通して大勢の人たちに癒しと救済をもたらした。本作では、リチャード・ドレイファスやピーター・ボクダノヴィッチ監督ら俳優時代の仲間、そして息子や孫、家族ぐるみの友人など、プライベートに迫るインタビュー映像、貴重な本人の肉声によるインタビューがふんだんに盛り込まれ、愛情と寛容の力の証として存在する、極めて特別なひとりの女性の姿を、鮮やかにスクリーンによみがえらせている。
監督:ヘレナ・コーン
キャスト:オードリー・ヘプバーン、ショーン・ヘプバーン・ファーラー(オードリーの長男)、エマ・キャスリーン・ヘプバーン・ファーラー(オードリーの孫)、クレア・ワイト・ケラー(ジバンシィの元アーティスティックディレクター)、ピーター・ボクダノヴィッチ(アカデミー監督賞ノミネート)、リチャード・ドレイファス:アカデミー賞受賞俳優(『アメリカン・グラフィティ』、『ジョーズ』)他
振付:ウェイン・マクレガー
バレエダンサー:アレッサンドラ・フェリ、フランチェスカ・ヘイワード、キーラ・ムーア
100分/2020年/イギリス/5.1ch/ビスタ/字幕翻訳:佐藤恵子/原題:“Audrey”
配給:STAR CHANNEL MOVIES
協力:(公財)日本ユニセフ協会
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