この度、一人の若手新人監督が、世界進出に向けて、自身のキャリア成長にフォーカスをあてた実録式ドキュメンタリー映画『世界で戦うフィルムたち』が2022年冬全国公開に決定しました。

新進気鋭の若手監督・亀山睦実(かめやまむつみ)がメガホンをとり、米国フェニックス映画祭・国際ホラー&SF映画祭にて日本人初のSFコンペ部門 最高賞を受賞した映画『12ヶ月のカイ』。『世界で戦うフィルムたち』は、映画『12ヶ月のカイ』を米国・英国・フランス等の海外国際映画祭へ出品し、各映画祭現地への参加の記録を主軸に、海外で活躍する日本の俳優や監督、映画人や、またこれからを期待されている若手俳優・監督陣へ、亀山監督自らがインタビューを実施し、コロナ禍において映画業界の〝ありのままの今“を捉えた作品になっています。

日本を代表する俳優、映画監督が続々とインタビューを快諾!
カンヌ、ハリウッド、世界共通の「心揺さぶる作品」とは何か――。
未来を切り開くヒントがここにある。

世界17箇所を超える映画祭でノミネートと受賞を重ねるSF映画『12ヶ月のカイ』。監督を務めた亀山は、日本、そして海外の映画界で活躍するためにはどうすれば良いか、海外映画祭にて約20日間の現地取材および数々のインタビューを実施してきました。

インタビューを実施した方たちには、日本を代表する国際派女優寺島しのぶ氏、
リドリー・スコット製作指揮ドラマシリーズで主演を掴んだハリウッドで活躍する女優祐真キキ
氏、
そして日本だけではなく、ハリウッドでも活躍する北村龍平監督や清水崇監督、
またカンヌをはじめとした海外映画祭で活躍する深田晃司監督、
若手の実力派『岬の兄妹』『さがす』の片山慎三監督、
小説版「スター・ウォーズ」著者、米国・フェニックス映画祭/国際ホラー&SF映画祭審査員:
マイケル・A・スタックポール氏ら、各界著名な方たちが出演しています。

当時を振り返り、亀山監督は「覚悟を決めて始めた試行錯誤の1人旅ではありましたが、記録を進めていくうちに、私のような新人監督を応援し励まし、癒してくださるたくさんの方々に出会うことが出来ました。皆一様に、「面白い映画を作りたい」と熱い気持ちを持ち、日本映画が世界に広がる可能性に希望を抱いています。」とコメントを寄せています。

濱口竜介監督、映画『ドライブ・マイ・カー』が国内外問わず映画祭にて快進撃を続けている今、日本だけに留まらず海外で活躍したいと模索し続ける一人の若手映画監督・亀山睦実。日本の若手監督は、どのようにして作品を世界に届けていけばいいのか、本作のプロデューサーを務めたノアド代表・浦野大輔は「“1億人から70億人を視聴者に映画を作る”ことを意識しなければ、未来は明るくないと感じています。果たしてどんなものが面白いと思ってもらえるのか?言語も文化も違う世界にまずは飛び込まないと何も見えてきません。この映画をきっかけに対話がうまれ、あらゆることが浮き彫りになっていくことを期待しております。」とコメントを寄せています。

亀山睦実 監督<コメント>
このコロナ禍にたった1人で、言葉も通じない海の向こうへ飛び出す。
正気の沙汰ではないと自分でも思いました。けれどもそうしなければ、『12ヶ月のカイ』に関わった皆の努力が報われないどころか、自らのキャリアさえも捨てることになってしまう。
海を渡るか、映画をやめるか、背水の陣でした。
覚悟を決めて始めた試行錯誤の1人旅ではありましたが、記録を進めていくうちに、私のような新人監督を応援し励まし、癒してくださるたくさんの方々に出会うことが出来ました。皆一様に、「面白い映画を作りたい」と熱い気持ちを持ち、日本映画が世界に広がる可能性に希望を抱いています。彼らが、そして私たちが諦めず挑戦し続ける限り、未来を切り開くヒントは必ず見つかると私は確信しています。

出演俳優:大石菊華、岡田深、工藤孝生、祐真キキ、寺島しのぶ、中垣内彩加、中屋柚香、皆川暢二

出演監督・プロデューサー他:
石橋夕帆、宇賀那健一、掛尾良夫、加藤綾佳、亀山睦実、カン・ハンナ、片山慎三、北村龍平、清水崇、田中大貴、戸田彬弘、ニールソン・ブラック、野本梢、深田晃司、松本卓也、マイケル・A・スタックポール、ルイス・ザビー他(五十音順)
プロデューサー:浦野大輔、吉野匡志、山田百合菜、鈴木遥
アソシエイトプロデューサー:藤田佳予子

監督:亀山睦実、
製作:ノアド

2022年冬全国公開