1月28日(金)より、シネマート新宿にてブーストサウンド、シネマート心斎橋にて boidsound限定上映他、全国順次上映! 佐渡島を拠点に日本の伝統芸能を世界に発信し続け、今年創立40周年を迎えた太鼓芸能集団 鼓童の初の主演映画が完成した。

©越島

鼓童メンバーから届いたメールをきっかけに、気鋭の現代音楽家・日野浩志郎(goat /bonanzas/YPY)が延べ1ヶ月に及ぶ鼓童村での滞在制作で完成させた楽曲群を 、鬼才・豊田利晃監督が全編を佐渡島で撮影、映像化した、震撼音楽 映画『戦慄せしめよ』

現代音楽家・日野浩志郎 音楽家、作曲家。
1985年島根県で生まれ育ち、現在は大阪を拠点に活動。 メロディ楽器も打楽器として使い、単なる変拍子とは違う複数拍子を組み合わせた数学的作曲などをバンド 編成で試みる「goat」、そのノイズ/ハードコア的解釈のバンド「bonanzas」、ソロプロジェクトとして 電子音楽やフィールドレコーディングなどをカセットデッキでコラージュする「YPY」名義の活動を行って おり、そのアウトプットの方向性はダンスミュージックや前衛的コラージュ/ノイズと多岐に渡る。また自 身の舞台作品として、クラシック楽器や電子音を融合させたハイブリッドオーケストラ「Virginal Variations」、多数のスピーカーや移動する演奏者を混じえた全身聴覚ライブ「GEIST(ガイスト)」の作 曲、演出の他、カジワラトシオ、東野祥子によって設立されたアート/パフォーマンス集団ANTIBODIES collectiveでの活動や、元維新派のメンバーによる新たな舞台「孤独の練習」の音楽担当なども行っている。 国内外のアンダーグラウンドミュージシャンのリリースを行うカセットレーベル「Birdfriend」、 コンテンポラリー/電子音楽をリリースするレーベル「Nakid」主宰。 https://soundcloud.com/koshiro-hino

豊田利晃 (監督)
1969年3月10日生まれ。大阪府出身。91年、『王手』(阪本順治監督)の脚本で映画界にデビュー。 98年に初監督を務めた『ポルノスター』で日本映画監督協会新人賞受賞を果たす。その他『青い 春』『ナイン・ソウルズ』『空中庭園』などの作品で知られる。2019年、短編映画『狼煙が呼ぶ』 公開。自伝『半分、生きた』を出版。2020年4月11日、小笠原諸島を舞台としたドキュメンタリー 映画『プラネティスト』、同年7月24日『破壊の日』公開。 『破壊の日』は全世界で2020年7月24日に公開され、イタリアのオルトレ・ロスペッキオ国際映画 祭2020で監督賞を受賞。日本映画のベスト1と絶賛された。2021年7月24日、3年連続となる新作 『全員切腹』を発表。窪塚洋介を主演に迎え、真っ向から”生き方の美学を問う”作品は話題を呼び、 今後の行方に注目が集まっている。
https://www.toyodafilms.net/

公開にむけて、26日(水)ライブストリーミングチャンネルDOMMUNE にて劇場公開記念特別番組配信、27日(木)渋谷WWWXにて鼓童、日野浩志郎ほかによる前夜祭ライブイベントや、上映中トークが続々と決定。 あわせて、歌舞伎役者、映画監督、演出家であり人間国宝、鼓童の芸術監督をつとめ深い造詣のある坂東玉三郎さん蓮沼執太さん、梶井照陰(僧侶・写真家)ほか、各界や海外から応援コメント、本作に出演の渋川清彦よりコメントが届きました。

©越島
太鼓芸能集団 鼓童(演奏)
太鼓を中心とした伝統的な音楽芸能に無限の可能性を見いだし、現代への再創造を試みる集団。1981 年、ベルリン芸術祭でデビューし、以来52の国と地域で6,500回を越える公演を行ない、2021年に創 立40周年を迎える。また、豊かな自然と芸能の宝庫である本拠地・佐渡において、1988年より佐渡の 市町村と共に国際芸術祭「アース・セレブレーション(地球の祝祭)」を開催し、国際交流や地域振興 にも大きく寄与している。
https://www.kodo.or.jp/

緻密な楽曲群を迫力の鼓童の太鼓が打ち鳴らす、戦慄の89分。
日本の原風景をとどめる佐渡島の歴史と神秘を紐解き、音と映像に込めて届けるセリフの一切ない音楽劇。出演に豊田組の盟友である俳優・渋川清彦も参加。
2022年、佐渡島からの祈りを、映画館の大きな銀幕と迫力の音響で体感してください。

COMMENT (敬称略・順不同)

佐渡島の厳しさの中から湧き出て来る魂の、荒ぶり、鎮まる世界が、
日野さんの音楽と、鼓童の演奏にのって、その映像美から出現する。
——坂東 玉三郎

音にとって、主体はどこにあるのだろうか。世界が音を放ち、人間は営みを奏でる。
そのすべてが自然に還るように。
ーー蓮沼執太(音楽家)

鼓童の緊張感溢れる演奏が、厳寒の佐渡に響き渡る。肉体と直結し精神を震わせる楽 器たちを鳴らす、繊細にして大胆な躍動感が素晴らしい。これほどに厳しく音楽と向 き合う表現者が他にいるだろうか。柔らかに内省する日野浩志郎の演奏との対比、またコラボレーションが鮮やかだ。
『プラネティスト』では小笠原諸島の海と対峙するミュージシャン(中村達也、ヤマ ジカズヒデ、GOMA)を捉えた豊田監督が、その先にある響きを描いた快作。
——今井智子(音楽ライター)

自然界の八百万の神々、森羅万象、アニミズム精霊信仰、伝統と最新鋭エクスペリメンタル・アカデミック・ ミニマリズムが出会うべくして出会った、佐渡島の太鼓芸能集団、鼓童と日野浩志郎(goat/YPY)によるロ マン溢れる果てしなき驚異のリズム探求世界。素晴らしかった。
自然界との共存、張りつめた空気までもが躍動する音世界、映像美も神々しく美しい。ストイック凛とした集中力、精神力、漲るかっこよさ、しなやかさにも圧倒されました。あらためて劇場で爆音体感したいです!
そしてもちろん、いつの日か、現地、佐渡島で生演奏を体験したいと強く思った。
ーーCOMPUMA(DJ)

今まで様々な映画が佐渡で撮影されてきましたが、これほどまで佐渡の深層に分け入った作品を知りません。
豊田利晃監督だからこそ撮影できた作品だと思います。
——梶井照陰(僧侶・写真家)

マジでヤバい映画です。
佐渡島での爆音上映見れたんだけど、正直言って音楽観が変わるよ。
ドラマー諸氏には体感含めて必須です。
Strongly recommend.
——みどりん (ds from SOIL&”PIMP”SESSIONS)

『戦慄せしめよ』!!!!!!!これこそが、ウィズ/アフターコロナの時代に
咲いた世界史的な創造変革の第1章のひとつである!!!!!!!!!
「秘すれば花なり。秘せずは花なるべからず」
これは世阿弥の言葉であるが、秘めるからこそ花になる、 秘めねば花の価値は失せてしまう。戦慄せしめよ!!そしてこの映画体験を他言するなかれ!!その戦慄を活動の源泉とせよ!!
この映画は明らかにポスト・パンデミック・ムーヴメントの幕開けを意味している!!!!!!!!!
——宇川直宏 ( DOMMUNE )

この映画は心と魂、そして肉体をも揺さぶる。
——CAMERA JAPAN FESTIVAL
めくるめく催眠のような波に何度も洗われるうち、いつしか心がすっと落ち着いている、

そんな素晴らしいハイブリッドのような映画。
——The Reel Bits
魅惑的な音楽とスタイリッシュな映像が呼応するようにエネルギーに満ち溢れ、

広い世界へ誘われるような体験となる。
——Niels Matthijs

海外コメント

この映画は心と魂、そして肉体をも揺さぶる。
——CAMERA JAPAN FESTIVAL

めくるめく催眠のような波に何度も洗われるうち、いつしか心がすっと落ち着いている、
そんな素晴らしいハイブリッドのような映画。
——The Reel Bits

魅惑的な音楽とスタイリッシュな映像が呼応するようにエネルギーに満ち溢れ、
広い世界へ誘われるような体験となる。
——Niels Matthijs

日野浩志郎の音楽と鼓童の太鼓が織りなすサウンドはかなり刺激的だ。それゆえ 『Shiver』は素晴らしい サ ウンドシステムと相当な爆音で体験すべき映画だ。 同時に、そんな音楽とは対照的な豊田監督の映像は身も 凍るような空気と恐怖、エロスの要素がミステリーという世界観で攪拌されたかのような、 緊張感のある空気を生み出し、物語との相性もよく巧妙に推し進める。
——ASIAN MOVIE PULSE

これはひとつの視聴覚マッサージだ!
——INDIEKINO MAGAZINE

鼓童と日野浩志郎の素晴らしい音楽と演奏が、私たちが最も愛する日本の監督の一人、豊田利晃によって捉え られ、覚醒されている。豊田だからこその視点でこの映画を表現できているのだろう。 『戦慄せしめよ』の魅力は、音楽と映像の素晴らしさだけでなく、自然がパフォーマンスの一部となり、映画 の一部となっていることだ。自然の中から音楽が浮かび上がってくる様はどこかスピリチュアルで、人間の奏 でる音楽の力と、自然の力が共振している、美しい映画だ。
——Stephan Holl (RAPID EYE MOVIES)

『戦慄せしめよ』出演・渋川清彦コメント

豊田利晃に導かれ、またひとつ自分の財産が増えました。 冬の佐渡島という圧倒的な厳しさと美しさ。 そこに根付く鼓童の力強く美しくバイブレーションしているチーム。 そして日野浩志郎という音の哲学者のような男の調理が入り豊田利晃が物語を紡ぐ。 まさに戦慄しました。
でかいスクリーンで爆音で浴びたいな。豊田さんは次、どこへ向かうんだろう
——渋川清彦

1.26(木) DOMMUNE配信番組
「豊田利晃監督作品『戦慄せしめよ』~すべては叩くことからはじまった! 日野浩志郎(YPY/goat)と佐渡島の太鼓芸能集団 鼓童との異色のコラボを紐解く! 劇場公開記念SPECIAL!! #BROADJ#3037」

日時:1月26日(水)21:30-24:00
TALK:小沼純一(音楽・文芸批評家)、日野浩志郎(YPY/goat)、 中込健太(鼓童)、住吉佑太(鼓童)、葛西敏彦(サウンドエンジニア)、 宇川直宏(DOMMUNE)、他
LIVE:鼓童
DJ:COMPUMA
https://www.dommune.com

1.27()映画『戦慄せしめよ』劇場公開記念ライブ
出演:鼓童/ YPY×山本達久/ ¥ØU$UK €¥UK1MAT$U
開催日:2022年1月27日(木)開場
/開演:18:00 / 19:00
*東京都の蔓延防止措置における営業時間短縮要請を受け 開場・開演時間が前倒しとなりました。
料金:前売¥3,500(税込/ドリンク代別)e+にて販売中(
https://eplus.jp/ypy-wwwx/
詳細https://www-shibuya.jp/schedule/014316.php

¥ØU$UK €¥UK1MAT$U

【初日舞台挨拶 &トークイベント】
場所:シネマート新宿
(新宿区新宿3-13-3新宿文化ビル6・7F)

128() 18:50-
上映後初日舞台挨拶
登壇:中込健太(鼓童)、住吉佑太(鼓童)、日野浩志郎(音楽)、渋川清彦、豊田利晃(監督)

129() 16:40-
上映後トークイベント
登壇:中込健太(鼓童)、住吉佑太(鼓童)、豊田利晃(監督)

【STORY】佐渡島に流刑された世阿弥のような幽霊が道を歩いている。男は能面を被り、岸壁に立つと火のついた松明で空を叩く。時空を超え、現代の岸壁で裸で太鼓を叩く鼓童の男。太鼓の音は燃え盛る炎のように高まり物語が始まる...

監督・脚本:豊田利晃
音楽:日野浩志郎
演奏:太鼓芸能集団 鼓童(阿部好江 / 中込健太 / 小松崎正吾 / 住吉佑太 / 鶴見龍馬 /小平一誠 / 前田順康 / 吉田航大 /三枝晴太 / 渡辺ちひろ / 小野田太陽 / 詫間俊 / 中谷憧)
出演:渋川清彦

撮影:槇憲治 照明:野村直樹 音楽録音:葛西敏彦 音響演出:北田雅也 美術:松本千広 衣装:服部昌孝 ヘアメイク:白銀一太 特機:後藤泰親 / 奥田悟 / 上野隆治 鼓童 舞台・制作:風間正文 / 新井武志 / 柳澤美希 / 池山空見 制作担当:池田駿 編集:沖鷹信 スチール:大森克己 ポスター撮影:黒瀬万里子 デザイン:大橋修 制作プロデューサー:沖鷹信 プロデューサー:安澤太郎 / 黒瀬万里子
企画・製作:越島
配給・宣伝:豊田組
2021年/日本/89分/カラー/ビスタサイズ/5.1ch/DCP
©越島

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1月28日(金)~2月10日(木) シネマート新宿(ブーストサウンド上映※~2月3日まで予定)
2月11日(金)~2月17日(木) シネマート心斎橋(boidsound上映) 他、全国順次上映