孤独に生きてきた二人が出会ったとき、抑えていた狂気が目覚める。
男の狂気を描く、バイオレンス・アクション・ムービー
映像・音楽・ファッションなど様々なカルチャーシーンで活躍するディーン・フジオカ(『空飛ぶタイ ヤ』『海を駆ける』)が企画・プロデュースを手掛け、さらに主演も担う『Pure Japanese』が 2022 年 1 月 28 日(金)に全国公開となります。
本作は、『朝が来る』で渾身の演技を披露し、映画界が注目する若手女優・蒔田彩珠をヒロインに、国内外で数々の映画賞を受賞した『トイレのピエタ』、『ハナレイ・ベイ』の松永大司監督によるタッグが実現しました。松永監督といえば、 『ピュ~ぴる』が海外映画祭で大反響を呼び、続く『トイレのピエタ』(2015)で各国の国際映画 祭で高い評価を受けてきた。そんな松永大司が監督、脚本は『合葬』の小林達夫による完全オリジナル作品となります。
共演者として、別所哲也、渡辺哲、金子大地、村上淳、嶋田久作といったヴァラエティに富んだ個性派俳優たち、さらに DDT プロレスリングプロレスラー・元総合格闘家として活躍する坂口征夫が参加!
過去のトラウマを抱えながらアクション俳優として生きる主人公が、両親のいない孤独な女子高生を救う、王道クライム・サスペンス×ボーイミーツガールとして描きつつ、一皮めくると別の一面が見えてくる――。どちらの主人公が本当なのか?主人公の持つ二面性を描く狂気のバイオレンス・アクション・ムービーが誕生した!
アクション俳優として働く立石(ディーン・フジオカ)は、社交性がなく、一方で日本の文化に傾倒している変わった男で、周囲からは距離をおかれていた。そんな立石が、祖父と暮らしている土地が中国人ブローカーと地元のヤクザに狙われ、執拗な嫌がらせを受けてい た女子高生のアユミ(蒔田彩珠)を、偶然に助けることになる。立石になつくアユミを守るための相手への攻撃を肯定されたことで、過去の撮影現場での事故によるトラウマでバイオレンスに対するリミットをかけていた立石の目に、次第に狂気が宿っていく。人間の狂気的な二面性を描く物語。
この度、各界の著名人からの応援コメントを解禁させていただきます。作家やクリエイター、DJ、ジャーナリスト、映画監督、映画研究者といった幅広い分野で活躍する著名人たちからコメントが到着。「『日本人でいる』とはいったいなんなんだろう?それを 考えさせられる作品。」「すべてが美しいこの映画は本当に危険だ!」「『Pure Japanese』は日本映画史の全てを体現している。」といった絶賛コメントの嵐!
さらに、2022 年 1 月 12 日(水)には舞台挨拶付き完成披露上映会が決定いたしました!
<オピニオンコメント>
ファンタスティック映画とは「過激なシーンを多用する」 「なわけないだろ!と時に笑わせてくれる」「過剰に濃いメッセージが前面に出る」 「あらゆる名画への愛を隠さない」ものだ。 ああ、俺が今も東京ファンタスティック映画祭のプロデューサーだったら、 これをオープニングにしたのに!
◆いとうせいこうさん(作家・クリエイター)
「あいつやばいやつだぜ」 アメコミ的なダークさ感じる ディーンフジオカの冷めた狂気&善悪無記は 確かにヤバい!
◆高木完 DJ&MORE
「日本人でいる」とはいったいなんなんだろう?それを考えさせられる作品。 編集のグルーヴもよく音の入れ方がとても気持ちよかった。 もっともっとこういった作品が日本から出てきてほしいなって思わさせられる映画。
◆☆Taku Takahashi(m-flo, block.fm)さん(DJ/プロデューサー/トラックメーカー)
What is purely Japanese?(純粋な日本とは何か?) かつて、映画人たちはチャンバラ映画、ヤクザ映画、メロドラマなどの優れたジャンル映画の制作を通してこの問いに答えようとしてきた。 彼の動きにはリテラシーがあります。
全神経系がコーディネイトされていて初めて可能な、キレの良い動作と殺陣。
ひたすら見つめたくなる。
◆モーリー・ロバートソンさん(ジャーナリスト)
現実とフィクション、日本の美と闇、 まじめと狂気、哲学とめちゃくちゃが重層化しながら、 日本人の定義を考えされられた。
◆猪子寿之さん(チームラボ)
狂気、バイオレンス、ディーン・フジオカ すべてが美しいこの映画は本当に危険だ!
◆曽利文彦さん(映画監督)
「Pure Japanese」は日本の現在、過去、未来を描いた痛快アクション映画である。 「Pure Japanese」は日本映画史の全てを体現している。
「Pure Japanese」はその問いの答えを知るためには必見の映画ーー 純粋な日本とは何なのか?
◆トム・メスさん(映画研究者)
『Pure Japanese』予告編
【ストーリー】
日光大江戸村で働く立石大輔(ディーン・フジオカ)は抜群の身体能力の持ち主だが、社交性がなく、一方日本の文化に傾倒している変わった男で、周囲からは距離をおかれていた。忍者ショーでも任されているのは、立ち回りではなく効果音担当。神社で人知れず、非科学的なトレーニングに勤しむのが日課だった。同僚の送別会が行われたパブには高校生でありながら、年齢をごまかして働くアユミ(蒔田彩珠)、アユミが祖父・隆三(渡辺哲)と暮らしている土地一帯を県議・黒崎(別所哲也)と結託し、中国人ブローカーに売り払ってしまおうと画策している地元のヤクザ長山組・陣内(坂口征夫)、佐伯(二ノ宮隆太郎) らの姿も。
P(ure)J(apanese)キットという、日本人の純度を図る試薬が出回っていた。結果が 50%と中途半端な数字だった佐伯は腹を立て、江戸村の忍者たちにも検査を強いる。その場での検査を拒否した立石だったが、自宅で PJ キットを使用してみると、数値は 100%。何故か湧き上がる高揚感。立石はショーである役に参加することになるが、アユミたちが見に来ているとき、派手に失敗してしまう。立石が立ち回りをできないのは過去に参加していた撮影現場でおこった事故に よるトラウマで暴力に対するリミットをかけているのであった。アユミの家には相変わらず嫌がらせが続いていた。ある日、隆三が怪我をし、入院する。アユミと立石は黒崎の仕業だと思い込み、黒崎の事務所に乗り込むが、しらをきられ怒りを爆発させた立石は黒崎事務所を破壊する。立石は初めてアユミに己の暴力を肯定される。アユミの家の敷地は重機が搬入され、強引に掘削が着手される。アユミは立石に助けをもとめ、立石は今まで封印してきた暴力衝動を爆発させるのだった。
出演:ディーン・フジオカ 蒔田彩珠/渡辺哲 金子大地 坂口征夫(DDTプロレスリングプロレスラー・元総合格闘家)村上淳 嶋田久作 別所哲也
監督:松永大司
脚本:小林達夫
企画・プロデュース:ディーン・フジオカ 製作:アミューズ 企画・制作協力:ブリッジヘッド
制作プロダクション:ザフール
配給:アミューズ 配給協力:クロックワークス
撮影:2020年9月で撮影 ©2021「PureJapanese」製作委員会