2021年12月12日。横濱インディペンデント・フィルム・フェスティバルの受賞結果が発表されました。今年度は、コロナ禍にも関わらず、昨年を上回る389の応募作品の中から、選び出された作品の中より最優秀作品など決定しました。
横濱インディペンデント・フィルム・フェスティバル映画祭は、前身の「HAPPY MUS!C映画祭」から数えると11周年となり、この映画祭に名称変更後もすでに第6回目となります。また、特色としては短編、中編、長編部門はもちろんのこと、アニメーション賞、音楽賞、U-22賞、ドキュメンタリー賞などより幅広いジャンルに細かく映画賞を授与されます。
さらに、この映画祭は、受賞者や受賞作がそのまま劇場デビュー&劇場上映に直結することで、映画館での一般公開へとつながることも特徴で、今までも多くの作品を劇場公開に結びつけてきました。
本年も、この映画祭から生まれた才能と言っていい奥田裕介監督『誰かの花』が東京国際映画祭に選出され、12月18日(土)より、横浜ジャック&ベティにて先行上映後、2022年1月29日(土)よりユーロスペースほかにて全国順次公開となります。

2021年の受賞結果は以下のとおりです。

2121年横濱インディペンデント・フィルム・フェスティバル会場風景

短編部門 最優秀賞
17クラブ(森翔太 監督)

中編部門 最優秀賞
時雨さんの渡世(晴日 カシュ 監督)

長編部門 最優秀賞
獰猛(渡邉安悟 監督)

音楽作品部門 最優秀賞
夏っぽいの(GAZEBO 監督)

アニメーション部門 最優秀賞
火づくり(松浦直紀 監督)

ドキュメンタリー部門 最優秀賞
いにま陶房 | Inima Pottery(門井建 監督)

U22部門 最優秀賞
RINGO-林檎-(秋葉恋 監督)

U22部門 スペシャルメンション
お揃いの孤独(横浜岳城 監督)

cinefil賞
BEAUTIFUL WORLD - LOVE IN THE TIME OF PETALO(横堀光範 監督)

ジャック&ベティ賞 最優秀賞
Song For The Loser(八十川勝 監督)

観客賞
溺れる射手座(藤寛文 監督)

2121年横濱インディペンデント・フィルム・フェスティバル受賞者一同の記念写真

過去支援作品
『誰かの花』(奥田裕介 監督|製作支援・劇場公開支援|2021年 公開)
『マウスマン~愛の塊~』(ピエール伊東 監督|製作支援・劇場公開支援|2020年)
『この世はありきたり』(塩出太志 監督|劇場公開支援|2020年)
『ゆうなぎ』(常間地裕 監督|助成金|2019年)
『書くが、まま』(上村奈帆 監督|助成金|2018年公開)
など多数。