主演に森山未來を 迎え、幅広い年齢層に共感されベストセラーとなった燃え殻のデビュー作待望の映画化『ボクたちはみんな大人になれなかった』(シネマート新宿、池袋シネマ・ロ サ、アップリンク吉祥寺ほか全国大ヒット公開中!&NETFLIX全世界配信中)。SNSでも「今年のベスト確定」「ヤバ。突き刺さったわ」「めっちゃよかった!」 などの絶賛のコメントが溢れている。

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話題沸騰のベストセラー小説、ついに映画化!!

2016 年に初版発行されて以来、世代を超えて共感の声が広まり続けている『ボクたちはみんな大人になれなかった』(新潮文庫刊)は、作家・燃え殻によるデビュー作。ウェブメディアの連載や SNS 上で大きく話題を呼び、あいみょんを始め、糸井重里、小沢一敬、会田誠、吉岡里帆、EXITの兼近大樹といった様々なジャンルのクリエイターや著名人から悶絶する程に絶賛され、誰もが感じる切なさや懐かしさが凝縮されたこの物語は、10 代や 20 代からは時代を超えて感情に訴える「エモさ」 で話題を呼び、30 代や 40 代からは舞台となっている 90 年代を代表するミニシアター、渋谷の街、流行した音楽や映画のタ イトルなど当時のカルチャーを懐かしみながら楽しめると様々な年代を魅了し続けている。若い世代から熱く支持されている シンガーソングライターのあいみょんは、共感のあまり原作の文庫本にエッセイを寄せている程だ。

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11/28(日)には、公開記念トークイベントがシネマート新宿にて開催

主人公佐藤の人生に長年関わってくる同僚・関口を演じ、本作では初めてのイベント登壇となる俳優・東出昌大、佐藤の友人でありBarレイニーの七瀬を演じる篠原篤、本作の監督を務める森義仁が登壇いたしました。

劇場まで足を運んでくれた観客への感謝の言葉で幕を開けたトークイベントでは、Barレイニーのママを演じた篠原に進行が託された。作品について初めて公の場で話す東出は「最初にいただいた企画書に『エンターテイメントでありながら、真の映画好きにも届く作品にしたい』ということが書かれていました。それってすごく難しいことなので、 高い目標を掲げているなと思ったんですけど、初号で見たとき、うわっ、これは成功してる!と興奮して監督に感想を伝えたのを覚えています」と初めて映画を見た時の高揚感を振り返った。

東出昌大さん

劇中で印象に残っているシーンの話題になると、篠原は「関口が非常階段でカロリーメイトを食べるシーンが好きで、ああいうシーンの積み重ねが関口というキャラクターを形作っているんだなと思いました」と熱弁。その一連の演技は実は東出のアドリブだったと明かした森監督に対し、東出は「提案した時、助監督さんが本当に大量のカロリーメイトを買ってきてくれたので、Netflix
の予算すごい!って思いました」と撮影時の心境を語り、客席の笑いを誘った。

篠原篤さん

続いて東出から森監督に「本作を作るにあたって参考にした、又は憧れの映画監督は?」という質問が投げかけられると、岩井俊二・相米慎二・成瀬巳喜男・デヴィッド・フィンチャーの4人の名前があがった。デヴィッド・フィンチャーっぽく撮りたかったと話す森監督に対し、東出は「セブン」や「ゾディアック」などの作品を引き合いに出しながら「確かに森監督の映像ってフィンチャー作品に通じる画の美しさがありますよね」とCMやMVで経験を積んできた森監督の映像美に太鼓判を押した。

森義仁監督

20年ほどの歳月を演じ分ける上で、セリフの言い回しを原作者の燃え殻に問い合わせるほど細かな部分にまで気を配っていたことを明かした東出。「歳をとったということを表現するために、まず髭を伸ばして撮影して、剃って、 そのあと金髪にしたんです。そういう意味では本当に時間をかけた作品でしたね」と外見の役作りについても語り「実は人生初金髪だったんですが、金髪って町中で別の金髪の人を見かけるとシンパシー感じるんですね()と撮影中の発見を振り返った。

最後に、「この映画は本当に難しいチャレンジでしたが、もし好きになって頂けたら10年、20年と長く愛していただければありがたいです」と森監督。篠原は「撮影時を思い出すとこうやってずっと話続けられるくらい、皆で一 生懸命作った作品です」とまだまだ話足りない様子だ。東出は「僕はもともと文学や映画が好きなんですが、10年後に見た時に印象が変わる作品が『名作』だと思っています。そんな映画に森監督はしてくださいましたので、5年後10年後に見返してもまた違った楽しみかたができると思います」と観客にメッセージを贈り、イベントは幕を閉じた。

左より篠原篤、森義仁監督、東出昌大

<ストーリー>
あの時も、あの場所も、あの人も、 すべてがいまの自分に繋がっている。
1995 年、ボクは彼女と出会い、生まれて初めて頑張りたいと思った。「君は大丈夫だよ。おもしろいもん」。初めて出来た 彼女の言葉に支えられがむしゃらに働いた日々。1999 年、ノストラダムスの大予言に反して地球は滅亡せず、唯一の心の支えだった彼女はさよならも言わずに去っていった――。 志した小説家にはなれず、ズルズルとテレビ業界の片隅で働き続けたボクにも、時間だけは等しく過ぎて行った。そして 2020 年。社会と折り合いをつけながら生きてきた 46 歳のボクは、いくつかのほろ苦い再会を きっかけに、二度と戻らない“あの頃”を思い出す......

森山未來 伊藤沙莉
東出昌大
SUMIRE
篠原篤
平岳大 片山萌美 高嶋政伸 ラサール石井・大島優子/萩原聖人

原作:燃え殻『ボクたちはみんな大人になれなかった』(新潮文庫刊)
監督:森義仁 脚本:高田亮
配給:ビターズ・エンド
2021/124分/カラー
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