ポーランド映画祭は2012年から始まり、日本未公開のポーランド映画からクラシック作品など幅広いジャンルのポーランド映画を紹介して来ました。
10回目の開催となる本映画祭では、昨年同様コロナ禍での開催となり、全7プログラム(上映作品は10作品)の上映をし、11月20日(土)、11月21日(日)、11月23日(火・祝)、11月27日(土)、11月28日(日)の5日間、東京都写真美術館ホールで開催されます。 

 クシシュトフ・キェシロフスキ監督生誕80年記念でキェシロフスキの短編ドキュメンタリー作品3本、またキェシロフスキの代表作と言っても過言ではない傑作「ふたりのベロニカ 4Kデジタルリマスター版」の上映をします。

『ふたりのベロニカ 4K デジタルリマスター版』
© 1991 SIDERAL PRODUCTIONS S.A.

 また今年はアンジェイ・ワイダ没後5年の年でもあり、ワイダ監督自身によるポーランドの絵画がシーン作りにどのような影響を与えていたかのドキュメンタリー作品『アンジェイ・ワイダ 私のインスピレーション』とワイダ監督代表作『灰とダイヤモンド』。

『アンジェイ・ワイダ 私のインスピレーション』
 CourtesyofEC1Films.FundacjaTumult.

『灰とダイヤモンド』
 © WFDiF

 SF小説の金字塔「ソラリス」著者のスタニスワフ・レム生誕100年記念『ソラリスの著者』の上映、ポーリッシュ・シネマ・ナウ!からは『私は決して泣かない』、アンコール上映では『イマジン』を予定しております。

『ソラリスの著者』
StanisławLemwswojejbibliotece©lem.pl_zdjec̨ieużytewfilmieAutorSolaris.

『私は決して泣かない』
 © Piotr Domalewski / Akson Studio

『イマジン』
 © ZAiR

イエジー・スコリモフスキ監督(監修)から日本の皆さまへ

今年で10周年を迎えるポーランド映画祭。2012年の第一回から関わってきた私にとって、とても感慨深いものがあります。そんな記念すべき年でありながら、コロナ禍の影響で昨年に引き続き我が国からのゲスト参加は中止になってしまいました。ただ作品自体の魅力がそれによって減ずるわけではありません。こんな今だからこそ芸術の力が必要になります。多種多様なポーランド映画を存分にお楽しみください。
そして来年こそはお会いできることを楽しみにしています。

ポーランド映画祭2021

日時:11/20(土)、11/21(日)、11/23(火・祝)、11/27(土)、11/28(日)

会場:東京都写真美術館ホール

主催:CULTURE.PL、ポーランド広報文化センター、スコピャ・フィルム、マーメイドフィルム、
VALERIA
後援:駐日ポーランド共和国大使館
配給:マーメイドフィルム
配給協力:コピアポア・フィルム
宣伝:VALERIA

公式サイト :