10 月 30 日(土)~11 月 8 日(月)開催の第 34 回東京国際映画祭。今年からは六本木地区から日比谷・有楽町・銀座エリアへの移転や17年ぶりとなるプログラミング・ディレクターの 変更、部門の改変などもあり、東京国際映画祭が新たに生まれ変わる年になります。

本年度から新たに新設された「TIFF シリーズ」部門。TV 放送、インターネット配信等を目的に製作されたシリーズものの秀作を、日本国内での公開に先駆けてスクリーンで上映するというコンセプトの部門において、松田聖子初監督作品『フォークロア 2:あの風が吹いた日』が、東京国際映画祭にて本邦世界初披露となります。

松田聖子が初監督!
©HBOSPPL

©HBOSPPL

©HBOSPPL

「ゲーム・オブ・スローンズ」などで知られる HBO が展開する HBO アジアのホラーアンソロジーシリーズ「フォークロア」は、斎藤工と松田聖子が共演した『家族のレシピ』(18)などで知られるシンガポ ールの巨匠監督のエリック・クーが製作総指揮を担当し、シーズン 1 では、日本・韓国・インドネシア・マレーシア・シンガポール・タイの 6 ヵ国の気鋭監督が、古くから伝わる伝承を基に各国の文化や社会問題について紐解いた作品が上映され、日本からは主演として北村一輝、監督として齊藤工が参加していました。シーズン 2 では、監督が一新され、タイのシティシリ・モンコルシリ監督、 台湾のシー・ハン・リャオ監督、フィリピンのエリック・マティ監督、インドネシアのビリー・クリスチャン監督、シンガポールのニコール・ミドリ・ウッドフォード監督、マレーシアのブラッドリー・リュー監督、そして日本からは、松田聖子が担当し、本作が監督デビュー作となります。

松田聖子監督
©HBOSPPL

今回、東京国際映画祭では、シーズン2の 7 本の内、ニコール・ミドリ・ウッドフォード監督 『お出かけ』、松田聖子監督作品『あの風が吹いた日』の 2 作品が上映される。気になる『フォークロア 2:あの風が吹いた日』の内容ですが、「高校生のミカは、憧れの歌手 KEN のコンサートに行くためにアルバイトに励んでいる。ある日、ミカは公園でひとりの男がギターを弾きながら歌を作曲しているのに居合わせる。アドバイスを求められたミカは、その男が KEN であることに気づく」という、一見ファンタジックなラブストーリー。森崎ウィンが KEN 役を、高橋春織がミカ役を、その他、モト冬樹、木村多江などが出演しています。

フォークロア・シリーズ2『お出かけ』『あの風が吹いた日』 予告

フォークロア・シリーズ2『お出かけ』『あの風が吹いた日』|Folklore 2: The Excursion / The Day the Wind Blew|第34回東京国際映画祭 Tokyo IFF

www.youtube.com

<第34回東京国際映画祭 開催概要>
■開催期間:2021 年 10 月 30 日(土)~11 月 8 日(月)
■会場: 日比谷・有楽町・銀座地区 ■公式サイト:www.tiff-jp.net

11月4日(木)18:50~@ヒューマントラストシネマ有楽町 にて上映予定
※「お出かけ」「あの風が吹いた日」の2作品上映で1プログラム