ロバート・パティンソン(新「バットマン」)&ウィレム・デフォー、初競演!絶海の孤島で灯台守たちが見たものは?
『ムーンライト』、『ミッドサマー』など次々に斬新で良質な作品を生み出し続け、最も勢いのある制作・配給会社A24が製作、2020年のアカデミー賞撮影賞ノミネートほか世界中の映画賞を席巻した傑作『ライトハウス』(7月9日(金)公開)。この度、ウィレム・デフォーとロバート・パティンソンが飲む!歌う!踊り狂う!狂気のシーン映像が公開された。
謎めいた孤島にやって来た“2人の灯台守”たちが外界から遮断され、徐々に狂気と幻想に侵されていく――人間の極限状態を恐ろしくも美しい映像で描いた本作。北米ではA24の配給で公開され、わずか8スクリーンでスタートしたミニシアター系の映画としては異例の興行収入1,000万ドル以上の大ヒット!
長らく日本での公開も待たれていた本作の監督を務めるのは、長編デビュー作『ウィッチ』がサンダンス映画祭で圧倒的高評価を受け、一躍スター監督へと躍進したハリウッド屈指の才能、ロバート・エガース。そして、少しずつ狂気の世界に足を踏み入れていく2人の灯台守を演じるのは最新シリーズの『バットマン』の主演に決定し、2020年に公開し大ヒットしたクリストファー・ノーラン監督『TENET テネット』で人気が爆発したロバート・パティンソンと、言わずとしれた世界の名優ウィレム・デフォー。実力と人気を兼ね備えた2大スターがW主演を務めている。
ウィレム・デフォー&ロバート・パティンソンが狂気の中で飲む!歌う!踊り狂う!!
映像は浴びるように酒をあおるトーマスとイーフレイムの姿から始まる。4週間に渡る灯台守としての任期を終えようやく絶海の孤島から脱出できると思ったのも束の間、吹き荒ぶ嵐のせいで船が島に到着しなかったのだ。
そのことをきっかけに、それまで保たれていた二人の間の絶妙な緊張と距離感が途切れ、気が狂ったように飲み、歌い、踊り狂っていく。彼らが歌う古くから水夫の間に伝わる民謡「Doodle Let Me Go (Yaller Girls)」がいつまでも耳にこびりついて離れない、彼らが陥るさらなる狂気のドラマを予感させるシーンとなっている。
1801年にイギリス・ウェールズで実際に起きた事件がベースになっている本作。より人間の感情を際立たせることのできるモノクロームの映像や、サイレント映画からトーキーへの移行期に隆盛した正方形に近い画面サイズにこだわったことで“シネマティックな映像美”も実現。そのこだわりと美しさによってアカデミー賞撮影賞にノミネートされるなど世界的評価も獲得、緊迫感を増大させるこだわり抜いた音響も評判を呼び、カンヌ国際映画祭監督週間でのプレミア上映では大喝采で迎え入れられた。やがて嵐が訪れ、二人きりの孤独な世界に取り残さたとき、おぞましくも美しい狂気の扉が開いていく――。
劇中、ほぼパティンソンとウィレム・デフォーの2人しか登場しないことでも話題の本作。“絶海の孤島”という極度の緊張感が強いられる空間の中、互いの魂をぶつけ合うような鬼気迫るやり取りを繰り広げる彼らの壮絶な演技合戦は数多くの映画祭で大絶賛! 狂気に取り憑かれた男達の恐怖や愛憎を描き出し、スリリングで謎めいていながらも人間の本質に迫るような、凄みを持った物語に観客は魅了されること必須!
<STORY>
1890年代、ニューイングランドの孤島に二人の灯台守がやって来る。彼らにはこれから四週間に渡って、灯台と島の管理を行う仕事が任されていた。だが、年かさのベテラン、トーマス・ウェイク(ウィレム・デフォー)と未経験の若者イーフレイム・ウィンズロー(ロバート・パティンソン)は、そりが合わずに初日から衝突を繰り返す。険悪な雰囲気の中、やってきた嵐のせいで二人は島に閉じ込められてしまう……。
第92回アカデミー賞撮影賞ノミネート
第72回カンヌ国際映画祭 国際映画批評家連盟賞受賞
『ライトハウス』は7月9日(金)、TOHOシネマズ シャンテほか全国ロードショー!
監督:ロバート・エガース『ウィッチ』
脚本:ロバート・エガース/マックス・エガース
撮影:ジェアリン・ブラシュケ『ウィッチ』
製作:A24
出演:ウィレム・デフォー『永遠の門 ゴッホの見た未来』、ロバート・パティンソン『TENETテネット』
2019年/アメリカ/英語/1:1.19/モノクロ/109分/5.1ch
原題:The Lighthouse/日本語字幕:松浦美奈
提供:トランスフォーマー、Filmarks/ 配給・宣伝:トランスフォーマー