フランス中の女性が共感した、ベストセラー恋愛小説の映画化作品『シンプルな情熱』、7月2日(金)より全国ロードショー

このたび、セルゲイ・ポルーニンによるインタビュー動画が到着した。原作は、ノーベル文学賞にも候補に名を連ねるフランス現代文学の頂点、作家アニー・エルノーが1992年に発売した作品。自身の実体験が赤裸々に綴られ、日本でも時代をリードし続ける人気作家から熱く支持され、大反響を巻き起こした。

パリの大学で文学を教える教師のエレーヌは、年下で既婚者のロシア外交官アレクサンドルとパーティで知り合い恋に落ちる。昼下がりに、自宅やホテルで逢瀬を重ね、彼との抱擁にのめり込んでゆくエレーヌだったが…。

エレーヌには『若い女』(2017)でリュミエール賞有望女優賞を受賞した、実力派レティシア・ドッシュ。アレクサンドルを演じるのはセルゲイ・ポルーニン。19歳で英国ロイヤル・バレエ団の史上最年少プリンシパルに選ばれた2年後、人気絶頂の真っただ中で突如として退団を発表。現在は全身にタトゥーをまとう異端のダンサー、そして俳優としての新たなステージを竜巻のごとく席巻中の危険な香りを放つアーティスト。

©2019L.FP.LesFilmsPelléas–Auvergne-Rhône-AlpesCinéma-Versusproduction,

レバノン出身のダニエル・アービッド監督が、女性ならではの視点で原作のスピリットを忠実に映画化することに成功。2020年カンヌ国際映画祭に公式選出され絶賛された。恋という名の情熱とは、自分自身を発見し、人生をさらに自由に羽ばたくためのギフトだと教えてくれる、胸が高鳴る愛と官能の物語が誕生。

セルゲイ・ポルーニン インタビュー動画

『シンプルな情熱』セルゲイ・ポルーニン インタビュー動画

youtu.be

この度公開された【セルゲイ・ポルーニン インタビュー動画】では、最初に映画のシナリオを読んだ時にどう思ったか聞かれ、「とても興奮しました。主役を演じ、そしてバレエダンサー以外のことを求められていたからです。映画でダンサーとしての役以外の、役者の仕事ができると思っていなかった」と喜びを語ります。またレティシア・ドッシュとの濃厚なラブ・シーンが多かったが撮影は大変だったかという質問には「クルーに囲まれて、照明が当たっている。さらに相手は今さっき会ったばかりの人で、容易ではないシーンがいくつもありました。僕の場合お酒が助けとなりました」と回答。ダンスと演技、表現するうえでの違いや共通点に関しては、「一番の違いは、動きの大きさです。ダンスは広範囲に動きますが、演技では小さなステップを踏み、その時に考えていることがカメラに映ることもあります。小さなことが大きな意味をもちうるのです」とジェスチャーを交えながら、語る。また日本の好きなところについて聞かれると「ウクライナを離れて初めて訪問した外国が、日本の京都でした。日本は世界の中でもとてもユニークで、独自の世界を構築し、伝統や様式を守ってきました。ユニークな人々、伝統、芸術、映画、それらはすべてアーティストとして、私の糧になるものでした」と語っている。

★関連最新情報★
『シンプルな情熱』公開記念特別上映 『ダンサー、セルゲイ・ポルーニン 世界一優雅な野獣』 Bunkamuraル・シネマにて上映決定! 2017年の公開から約4年ぶりにル・シネマのスクリーンに戻ってくる!

上映期間:2021年7月2日(金)~7月8日(木))連日17:10~(終)18:50
会場:Bunkamura ル・シネマ(東京都渋谷区道玄坂2-24-1 Bunkamura 6F TEL:03-3477-9264)
料金:¥1,300 均一(税込)
『シンプルな情熱』のチケットや半券提示で ¥1,100
※特別興行のため、その他各種割引は適用外/ご提示のチケットは半券・特別鑑賞券・QR チケットも可

ドキュメンタリー
『ダンサー、セルゲイ・ポルーニン 世界一優雅な野獣』

© British Broadcasting Corporation and Polunin Ltd. / 2016

<ヌレエフの再来>と謳われる類まれなる才能と、それを持て余しさまよう心――

19歳で英ロイヤル・バレエ団の史上最年少プリンシパルとなるも、人気のピークで電撃退団。バレエ界きっての異端児の知られざる素顔に迫ったドキュメンタリー。

ウクライナ出身で、19歳の時、史上最年少で英国ロイヤル・バレエ団のプリンシパルとなったセルゲイ・ポルーニンは、その2年後、人気のピークで電撃退団。そのニュースは国内メディアのみならず、世界中に報道された。

スターダムから自滅の淵へ――様々な噂が飛び交う中、彼が再び注目を集めたのは、グラミー賞にもノミネートされたホージアのヒット曲「Take Me To Church」のMVだった。写真家のデヴィッド・ラシャペルが監督し、ポルーニンが踊ったこのビデオはyoutubeで2800万回以上(2021年3月現在)再生され、ポルーニンを知らなかった人々をも熱狂の渦に巻き込んだ。<ヌレエフの再来>と謳われる類い稀なる才能と、それを持て余しさまよう心。本人や家族、関係者のインタビューから見えてくる彼の本当の姿とは…?

監督:スティーヴン・カンター『Take me to church』/演出・撮影:デヴィッド・ラシャペル
出演:セルゲイ・ポルーニン、イーゴリ・ゼレンスキー、モニカ・メイソン他
配給:アップリンク・パルコ
2016年/イギリス・アメリカ/85分/カラー、一部モノクロ/16:9/DCP/原題:DANCER

※セルゲイ・ポルーニン“SACRÉ”「春の祭典」・ラスプーチン 初日本単独公演(6/1~6)は中止となりました。

『シンプルな情熱』は7月2日(金)Bunkamura ル・シネマほか全国ロードショー

<STORY>
去年の九月以降、私は、ある男性を待つこと以外、何ひとつしなくなった―
パリの大学で文学を教えるエレーヌはあるパーティでロシア大使館に勤めるアレクサンドルと出会い、そのミステリアスな魅力に強く惹かれたちまち恋におちる。自宅やホテルで逢瀬を重ねる度に、彼との抱擁がもたらす陶酔にのめり込んでいく。今まで通り大学での授業をこなし、読書も続け、友達と映画館へも出かけたが、心はすべてアレクサンドルに占められていた。年下で気まぐれ、妻帯者でもあるアレクサンドルからの電話をひたすら待ちわびる日々の中、エレーヌが最も恐れていたことが起きてしまう──。

2020 年カンヌ国際映画祭 公式選出作品
2020 年サン・セバスティアン国際映画祭 コンペティション部門出品

原作:アニー・エルノー「シンプルな情熱」(ハヤカワ文庫/堀茂樹訳)
監督:ダニエル・アービッド
出演:レティシア・ドッシュ『若い女』、セルゲイ・ポルーニン『ダンサー、セルゲイ・ポルーニン 世界一優雅な野獣』、ルー=テモー・シオン、キャロリーヌ・デュセイ、グレゴワール・コラン 
原題:Passion simple/日本語字幕:古田由紀子
フランス・ベルギー/フランス語・英語/2020/99 分/R18+
配給・宣伝:セテラ・インターナショナル/宣伝協力:テレザ