恋は予測不能。さよなら、ワタシたちの恋の病

『あの頃、君を追いかけた』など数々の作品で執行監督(※)を務めてきたリャオ・ミンイーが満を持して監督デビューを飾る『恋の病 〜潔癖なふたりのビフォーアフター〜』。(※執行監督は、日本の映画業界にはない台湾映画業界ならではの肩書きで、主に撮影現場で指導、指揮をする人)

「恋は盲目」をテーマのひとつに、「恋の約束と固執」を描いた本作は高い評価を受け、世界中の映画祭で数々の賞を受賞。また、台湾アカデミー賞とも呼ばれる金馬奨で、新人監督作品ながら最優秀主演男優賞や最優秀主演女優賞を含む6部門でノミネートされるなど、台湾国内でも本作の突飛な設定やエキセントリックなビジュアル、そして主演ふたりのラブリーでスタイリッシュな演技も相俟って大きな話題を呼んだ。

潔癖症であり、外出を避けるため自宅で作業ができる翻訳業で生計を立てながらも、パソコンのタイピングが異常に苦手で仕事に支障を来しているという、かなり風変わりな青年ボーチン役を演じたのは、役所広司主演映画『オーバー・エベレスト 陰謀の氷壁』(2019)や、Hey! Say! JUMPの山田涼介主演ドラマ「金田一少年の事件簿 獄門塾殺人事件」(NTV/2014)にも出演していた、リン・ボーホン。本作で高い評価を受け、第57回台湾アカデミー賞(金馬奨)で最優秀主演男優賞にノミネートされた。

潔癖症である上、スーパーマーケットで万引きを重ねてしまう窃盗症の女性ジン。だが、タイピングが得意でボーチンの不得意なことを自分が補えるという運命的出会いを果たす。その難役を演じたのはニッキー・シエ。今までも台湾アカデミー賞(金馬奨)や、台北映画祭ほか海外の映画祭でも最優秀女優賞を受賞してきた彼女だが、本作でも、第57回台湾アカデミー賞(金馬奨)で最優秀主演女優賞にノミネートされ、リン・ボーホンとともにカップルでのノミネートとなった。

予告編公開

8月20日(金)公開『恋の病 〜潔癖なふたりのビフォーアフター〜』予告編

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重度の潔癖症の青年ボーチン。家は隅々まで徹底的に掃除し、自身も何度も手を洗いシャワーを浴びる毎日。外出する時はもっと大変! 防塵服を着て手袋とマスクをするほどの完全武装! そのために彼は一般的な社会生活が送れず、他人から見るとまさに“偏人”であった。ある日、いつもの完全武装で電車に乗っていると、同じ車両に同じような完全武装をした女性ジンを発見! 彼女も重度の潔癖症だったのだ! ふたりは運命的な出会いを果たす。「私のこの大変さが分かるの?」、「僕も同類だ」

屈託無く「私のこと好き?」と言ってきたかと思えば、スーパーマーケットで万引きを重ねてしまう窃盗症まで持ち合わせる破天荒な彼女に、「このイカれた子は、僕をドキドキさせる」とボーチンはメロメロ。

翻訳の仕事をしているボーチン。翻訳のスキルは完璧なのだが、パソコンのタイピングが異常に遅いという致命傷があった。そこでジンが代わりに、ボーチンが訳した話し言葉をタイピングすることに。「あなたが言ったことを私が入力すれば早いわ」

ふたりが一緒なら何から何まで完璧!「思いもしなかった。私を理解できる人がいるなんて」 “自分は一生、他人と隔絶してひとりぼっちで生きていくのだ”と運命に縛れていたふたりが、天の采配で出会い、清らかな恋愛がスタートする。何の希望もなく、暗かった日々が次第に色づいていく。「一生変わらない」と誓うボーチン。「ずっと一緒にいられる」と他人から疎外される恐れのない安心感に満ちた唯一無二の関係に幸せを感じるジン。

だが、この運命的な関係は突然破綻を迎える。ある朝、目覚めると、ボーチンからこの厄介な症状が消えてしまったのだ。永遠にこの関係が続くと信じていたジンは「2人の関係を変えたくない」と病院に行き、ドクターに「潔癖症に戻せませんか?」と懇願する始末。徐々にすれ違っていく2人。さて、この恋の結末は一体どうなってしまうのか!?

<受賞歴>
第5回ロンドン東アジア映画祭 最優秀作品賞 受賞 <英国>
第22回ウーディネ極東映画祭 観客賞 W受賞 <イタリア>
第19回ニューヨーク・アジア映画祭 審査員特別賞 受賞 <米国>
第24回富川国際ファンタスティック映画祭 最優秀アジア映画賞 受賞 <韓国>
第24回ファンタジア国際映画祭 観客賞(銀賞)受賞 <カナダ>
第57回台湾アカデミー賞(金馬奨)<台湾>
最優秀主演男優賞 ノミネート / リン・ボーホン
最優秀主演女優賞 ノミネート / ニッキー・シエ
最優秀新人監督賞 ノミネート / リャオ・ミンイー
最優秀撮影賞 ノミネート / リャオ・ミンイー
最優秀視覚効果賞 ノミネート / コン・ジョンシャン、ミャオ・ティエンユー、イエン・ジェンチン
最優秀美術デザイン賞 ノミネート / ウー・ジョンシエン
第2回台湾映画評論家協会奨
最優秀監督賞 ノミネート / リャオ・ミンイー
最優秀女優賞 ノミネート / ニッキー・シエ

<STORY >
さよなら、ワタシたちの恋の病
重度の潔癖症の青年ボーチン。家では隅々まで徹底的に掃除し、自身も何度も手を洗いシャワーを浴びる毎日。外出する時はもっと大変!防塵服を着て手袋とマスクをするほどの完全武装!そのため彼は一般的な社会生活が送れず、他人から見るとまさに“偏人”であった。ある日、いつもの完全武装で電車に乗っていると、同じ車両に同じような完全武装をした女性ジンを発見!ふたりは運命的な出会いを果たす。彼女も重度の潔癖症で、さらに屋外に4時間以上いると肌に発疹が出るアレルギー体質の上、スーパーマーケットで万引きを重ねてしまう窃盗症まで持ち合わせていた。「自分は一生、他人と隔絶してひとりぼっちで生きていくのだ」と運命に縛られていたふたりが、天の采配で出会い、清らかな恋愛がスタートする。それは「他人から疎外される」という恐れのない安心感に満ちた唯一無二の関係。何の希望もない暗黒の日々が次第に色づいていく。だが、この運命的な関係は突然破綻を迎える。ボーチンからこの厄介な症状が消えてしまったのだ。永遠にこの関係は続くと信じ合えていたふたりだったが、次第にすれ違っていく…

『恋の病』は8月20日(金)、シネマート新宿・心斎橋ほか全国順次公開!

監督/脚本:リャオ・ミンイー
出演:リン・ボーホン、ニッキー・シエ
2020年/台湾/カラー/100分/ビスタサイズ/5.1ch
原題:怪胎
英題:i WEiRDO
配給:エスピーオー、フィルモット
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