世界が認める新たな才能・池田暁監督、初の劇場公開となる待望の最新作『きまじめ楽隊のぼんやり戦争』が3月26日(金)よりテアトル新宿他にて全国順次公開となることが決定!併せて、ポスタービジュアルと予告編が完成いたしました。

©2020「きまじめ楽隊のぼんやり戦争」フィルムプロジェクト

9時から5時まで、
今日もきちんと戦いましょう!

町境である一本の川を挟んで「朝9時から夕方5時まで」規則正しく戦争をしている二つの町。
川の向こうの太原町をよく知るひとはいない。だけど、とてもコワイらしい。そんな津平町に暮らす真面目な兵隊・露木がある日突然言い渡されたのは、音楽隊への人事異動?!明日からどこへ出勤すればいいのやら…。そんな中、偶然出会った向こう岸の音楽に、露木は少しずつ心を惹かれていく。一方、町では「新部隊と新兵器がやってくる」噂が広がっていて——。

©2020「きまじめ楽隊のぼんやり戦争」フィルムプロジェクト

©2020「きまじめ楽隊のぼんやり戦争」フィルムプロジェクト

©2020「きまじめ楽隊のぼんやり戦争」フィルムプロジェクト

©2020「きまじめ楽隊のぼんやり戦争」フィルムプロジェクト

今回解禁されたのは、豪華俳優陣がずらりと並び、真っすぐな視線と感情を排したかのような表情が印象的なポスタービジュアル。

軍服から割烹着まで、それぞれがどのような登場を見せるのか衣裳の違いにも注目だ。
他にも、煮物や受付・年季の入ったトランペットなど物語のポイントともなる小道具が散りばめられ、首から大きな時計をぶら下げた兵隊と『9時から5時まで、今日もきちんと戦いましょう!』と添えられた文字が、池田監督ならではのオリジナリティー溢れる作品世界を一段と期待させる。
これまでにない、新たな映画体験を予感させるビジュアルだ。

©2020「きまじめ楽隊のぼんやり戦争」フィルムプロジェクト

映画評論家のトニー・レインズも「ユニークで、スペシャルだ!」と本作を絶賛。池田監督が以前『山守クリップ工場の辺り』(13)でグランプリを受賞したロッテルダム国際映画祭のプログラマー ジュリアン・ロスは、本作が持ち合わせる現代性を、そして根岸吉太郎監督はカウリスマキやテリー・ギリアムといった各国の名匠を挙げながら称賛している。
露木が耳にした向こう岸の音楽、そして姿を現した向こう岸の住人とは…?新しい部隊がやってくる噂も一緒に、二つの町の戦争の行方から目が離せない。

夢のようでいて、リアリスティック。
世界が認める新たな才能、全開!

ロッテルダム、バンクーバーなど多くの国際映画祭で受賞を重ねてきた池田暁監督。初の劇場公開である本作でも、アキ・カウリスマキ、ロイ・アンダーソンを彷彿とさせるオフビートな笑いや、テリー・ギリアムを思わせる独自の世界観が混ざり合う、異色の才能は全開!斬新なアイデアとオリジナリティーで、いつの時代でもない架空の町の小さな社会が、わたしたちの日常と地続きにあることをユーモアたっぷりに映し出す。

©2020「きまじめ楽隊のぼんやり戦争」フィルムプロジェクト

©2020「きまじめ楽隊のぼんやり戦争」フィルムプロジェクト

主人公・露木には、これが映画初主演となる前原滉。池田監督の演出ならではの、感情の読めない表情や口調から浮かび上がる、からくり人形のようなキャラクターを見事に演じ切った。さらに、石橋蓮司や竹中直人のほか、橋本マナミ、矢部太郎、片桐はいり、嶋田久作、きたろう等、豪華キャストが集結。唯一無二の作品世界に彩りを加える。

併せて解禁された予告編では、毎日朝9時から夕方5時まで川の向こう岸にある町と戦争をしている小さな町を舞台に、兵隊・露木の生活が変化していく様子が映し出される。誰と何故戦っているのかさえ忘れてしまった町で飛び交う“ぼんやり”した台詞が耳に残る中、『一風変わったこの町は、私たちの町かもしれない』という一言にハッとさせられる予告編となった。
第21回東京フィルメックスで日本人監督作品としては初の審査員特別賞を受賞した話題作が、いよいよスクリーンにて公開!

世界が認める異色な才能、池田暁監督『きまじめ楽隊のぼんやり戦争』予告

東京フィルメックス審査員特別賞!世界が認める異色な才能、池田暁監督『きまじめ楽隊のぼんやり戦争』予告

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前原滉/今野浩喜 中島広稀 清水尚弥
橋本マナミ 矢部太郎 片桐はいり 嶋田久作 きたろう/竹中直人 石橋蓮司
監督・脚本・編集・絵 : 池田暁
企画・製作:映像産業振興機構(VIPO)/制作協力:東映東京撮影所     
配給:ビターズ・エンド
2020 年/日本/カラー/105分/ビスタ 
©2020「きまじめ楽隊のぼんやり戦争」フィルムプロジェクト

3.26(金)より、テアトル新宿ほか全国順次ロードショー!