スペインの巨匠、カルロス・サウラの創作の秘密と人生に迫ったドキュメンタリー映画『サウラ家の人々』（11/21公開）の公開を記念して、「カルロス・サウラ監督特集」を新宿K's cinemaで開催することが決定致しました。
劇場初公開の『ブニュエル ソロモン王の秘宝』を含む、下記4本のカルロス・サウラ監督作を
上映致します
・『カラスの飼育』(1975年)
・『ブニュエル ソロモン王の秘宝』(2001年) ※劇場初公開
・『フラメンコ・フラメンコ』(2010年)
・『J：ビヨンド・フラメンコ』(2016年)
『サウラ家の人々』公開記念
「カルロス・サウラ監督特集」
『カラスの飼育』
1976年カンヌ国際映画祭審査員特別グランプリ
1977年フランス映画批評家協会最優秀外国映画賞
マドリードの古い家に暮らす父と三姉妹、祖母、召使ロザ。
ある夜、9才のアナは家の中を歩き回り亡くなった母の幻影と対話をする―
。主演は『ミツバチのささやき』のアナ・トレント。
主演：アナ・トレント／ジェラルディン・チャップリン
1975年／西／カラー／109分／日本語字幕付 配給：アイ・ヴィー・シー
© 2005 VIDEO MERCURY FILMS
『J:ビヨンド・フラメンコ』
スペインの民族音楽ホタ（JOTA）発祥の地アラゴンはサウラの故郷。
国民的フラメンコダンサー、
サラ・バラス、世界的ギタリスト、カニサレスや天才バグパイプ奏者、カルロス・ヌニェスらのパフォーマンスを通してその魅力に迫る。
2016年／西／カラー＆モノクロ／90分／日本語字幕付
配給：レスぺ
© TELEFONICA STUDIOS, DTS, TRESMONSTRUOS MEDIA, TRESMONSTRUOS PC, ARAGÓN TELEVISIÓN
『ブニュエル ソロモン王の秘宝』※劇場初公開（ソフトは発売されています）
ゴヤ賞2001最優秀特殊効果賞受賞
Yoga賞2002最低監督賞受賞
タイトルにつけられている“ブニュエル”とは、『アンダルシアの犬』（1928年／サルバドール・
ダリと共同監督）や『糧なき土地』（1933年）等で知られる、シュールレアリズムの巨匠、スペインのルイス・ブニュエルの事。
舞台は1930年代のスペイン。映画監督ブニュエルは、友人のサルバドール・ダリ、ガルシア・
ロルカと共に古都トレドに隠されているソロモン王の秘宝を探索することに…。
2001年／西・墨・独／カラー／105分／日本語字幕付
配給：パンドラ
© 2001 Castelao Productions - Centre Promotor de la Imatge - Rioja Films
『フラメンコ・フラメンコ』
人の一生を21幕構成のフラメンコで描き出す。
カリスマ的ダンサーのサラ・バラス、歌手のホセ・メルセー、ギタリストのパコ・デ・ルシア等一流アーティストが勢ぞろい！
撮影はヴィットリオ・ストラーロ（『地獄の黙示録』『ラストエンペラー』）。
2010年／西／カラー／101分／日本語字幕付
配給：ショウゲート
2020年11月21日（土）～12月4日（金）新宿 K's cinemaにて開催、以下全国順次公開
スペインの巨匠、カルロス・サウラの創作の秘密と人生に迫ったドキュメンタリー映画
『サウラ家の人々』
© Una producción Pantalla Partida e Imval Madrid. 2017
スペインが世界に誇る巨匠カルロス・サウラ。『サウラ家の人々』は、今年88歳になる彼と長男アントニオを筆頭にした7人の子どもたちとの交流を撮ったドキュメンタリー映画である。
サウラは大好きな絵を描き、写真を撮り、華やかな恋愛遍歴も含めて、子どもたちと驚くほど率直に語り合う。カンヌ、ベルリン、ヴェネツィアの世界三大映画祭での受賞作や候補作多数と、自在に創造に励んだ巨匠は、私生活においても自由奔放だった。
最も知られている相手は世界的名優チャップリンの娘、ジェラルディン・チャップリン。息子も授かっている―。
本作には『カラスの飼育』、『カルメン』、『血の婚礼』など、サウラの代表作が大胆に引用されている。
ただ映像が抜粋されて使用されているだけではない。サウラと家族たちが語らうシーンの背景にさまざまに投影され、まさにサウラと家族の人生、そして映画作りが重層的に表現されている。
『サウラ家の人々』予告
巨匠、カルロス・サウラの創作の秘密と人生に迫ったドキュメンタリー映画『サウラ家の人々』予告
youtu.be監督：フェリックス・ビスカレット
【主な登場人物】
カルロス・サウラ／カルロス・サウラ・メドラノ／アントニオ・サウラ・メドラノ／アンナ・サウラ・ラモン
後援：駐日スペイン大使館／インスティトゥト・セルバンテス東京
2017年／スペイン／カラー／85分／日本語字幕付き 配給：パンドラ
© Una producción Pantalla Partida e Imval Madrid. 2017