2021年に30周年を迎える横浜のミニシアター、ジャック&ベティの30周年記念映画『誰かの花』の製作が発表となった。

本作のために、横浜シネマ・ジャック&ベティ、加藤組鉄工所、本間興業、タヒチプロモーション、ガチンコ・フィルムが中心となり製作委員会を結成し、映画製作を進める。今回製作発表にあたり、ジャック&ベティ梶原俊幸支配人、奥田裕介監督、飯塚冬酒プロデューサーからのコメントが到着した。

監督は、横浜出身・横浜育ちの奥田裕介が大抜擢

奥田裕介監督

奥田裕介監督は、ジャニス・ジョプリンの『SUMMERTIME』にインスパイアされた『世界を変えなかった不確かな罪』(2017年)にて劇場デビュー、鮮烈な印象とともに映画ファンを中心に確かな評価を得た。『誰かの花』は奥田監督の長編2作目となる。横浜のとある団地で、とある出来事が起こり、関わる人々の想いが交錯しながら物語が動き出していくというストーリーだ。

実力派俳優&横浜に縁の深い女優が参加

カトウシンスケ

吉行和子

高橋長英

カトウシンスケ(『ケンとカズ』小路紘史監督、『風の電話』諏訪敦彦監督、『最初の晩餐』常盤司郎監督、『サムライマラソン』バーナード・ローズ監督)、吉行和子(『愛の亡霊』大島渚監督、『家族はつらいよシリーズ』『東京家族』山田洋次監督)、高橋長英(『マルサの女』伊丹十三監督、『それでもボクはやってない』周防正行監督、『兄消える』西川信廣監督)が中心となり物語が展開していく。そして、和田光沙、テイ龍進、篠原篤、村上穂乃佳など実力派俳優が参加、横浜に縁の深い俳優の大石吾朗、渡辺梓、寉岡萌希、堀春菜、笠松七海の参加も決定している。

ジャック&ベティ梶原俊幸支配人、奥田裕介監督、飯塚冬酒プロデューサーよりコメント

梶原俊幸支配人

梶原俊幸(ジャック&ベティ支配人)コメント
ジャック&ベティは1991年開館(前身の名画座は1952年開館)。一時期の閉館や厳しい時期を乗り越えて、2007年から引継いだ我々が30周年に立ち会えること、とても嬉しく思います。30周年記念映画のお話も、お世話になっている監督、出演者の皆様、関係者の皆様に関わっていただけることも、本当にありがたく思います。2021年、必ず良い30周年にします。

奥田裕介監督コメント
大好きなジャック&ベティさんの30周年記念映画で監督させていただくこと大変嬉しく思います。自分が生まれ育った街で、尊敬する俳優部の方々と、信頼できるスタッフと一緒に精一杯、映画に向き合っていきたいと思います。

飯塚冬酒プロデューサーコメント
僕はジャック&ベティさんとのご縁により映画製作・配給業務に携わることになり2014年よりガチンコ・フィルムを立ち上げました。今回このような企画に携わることができることを光栄に思います。 そして、横浜に生まれ育った奥田裕介監督ならではの視点で横浜に住み暮らす人々を描いた物語をご期待ください。