韓国で130万部突破!日本でも社会現象を巻き起こした大ベストセラー小説を原作とし、韓国で初登場No1大ヒットを記録した映画『82年生まれ、キム・ジヨン』が10月9日(金)より新宿ピカデリーほか全国公開いたします。

原作小説は、日本でも翻訳本が2018年12月に刊行されるとたちまち共感の声が広がり、発売2日目にして重版が決定。大型書店で品切れが続出するほど異例の大ヒットを記録。「韓国の82年生まれの女性で最も多い名前」である“ジヨン”という名を持つ平凡な女性の、少女時代から結婚、出産に至るまでの人生を通し、女性の生きづらさを描いたこの原作を、チョン・ユミとコン・ユの共演で映画化。
監督は、短編映画で注目され、本作が長編デビュー作となるキム・ドヨン。自身も2人の子を持つ母である彼女の繊細な演出は、現代女性の生きづらさを描いた原作を、すべての人たちの心を震わせる物語に見事に昇華させた。

ジヨンの豹変に愕然とし、
苦悩する夫・デヒョンの姿を捉えた本編映像が解禁!

些細な事で夫婦喧嘩をしてしまい、ソファで居眠りしてしまったコン・ユ演じるジヨンの夫、デヒョン。缶ビールを開ける音で目を覚ますと、テーブルで晩酌をするジヨンの姿が目に入る。お酒を飲まないはずのジヨンの行動に戸惑いながら、静かに語りかけるデヒョンだったが、ジヨンの口から出てきたのは、「別人」であるジヨンの先輩・スンヨンとしての言葉。ジヨンを気遣うように諭す言葉を投げかけるその姿に戸惑い、衝撃を受け、受け止めきれないでいるデヒョンの姿が映し出された衝撃のシーンだ。
デヒョンは、少しずつ壊れていってしまうジヨンを心配し、一人精神科医の元を尋ねるのだが…。

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今を生きる女性たちの日常にある痛みや違和感、その中での生きづらさを描いた原作を、心震わせる物語に昇華させた本作。このシーンでも、声にできない心の叫びを「別人」になって吐き出すことで、自分を守ろうとしているかのようなジヨンの姿に胸が締め付けられるのだが、そんなジヨンの姿に愕然とし、苦悩する夫の姿もまた印象的だ。

デヒョン役を担ったコン・ユは、本作が3年振りのスクリーン復帰作。
ヒット作での共演が続いているチョン・ユミとは3度目の共演という事もあり、現場では2人の間には信頼関係が築き上げられていたとか。
ドヨン監督曰く、「2人は相性が良く、とても良い化学反応が起こり、それが遺憾なく発揮されたと思います。」と明かしている。
ジヨンを愛し、心から心配する愛情を持つ一方で、彼女の苦悩を真に理解することができず無意識に追い詰めてしまう難しい役どころとなるデヒョン。
ドヨン監督は、デヒョン役を演じるコン・ユと「妻のことを愛してはいるのだけれども発病する前は特に問題意識を持っていない普通の夫だったのではないか、という話をしました。愛しているけれども大切な人の状態に気付けていない。そういうリアルな演技が必要なのではないか、そのニュアンスというのを映画の中で表現できれば、と話しました。」と役作りについてのエピソードも明かしている。
キム・ジヨン演じるチョン・ユミはもちろん、平凡な会社員である夫を自然に演じ、親近感あふれる人物像を作り上げたコン・ユの緻密は感情表現にも注目です!

ジヨンの豹変に愕然とする夫・デヒョンの姿…|
映画『82年生まれ、キム・ジヨン』本編映像

ジヨンの豹変に愕然とする夫・デヒョンの姿…|映画『82年生まれ、キム・ジヨン』本編映像

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STORY
これは私たちの物語。未来の希望につながる物語
結婚・出産を機に仕事を辞め、育児と家事に追われるジヨン(チョン・ユミ)。常に誰かの母であり妻である彼女は、時に閉じ込められているような感覚に陥ることがあった。「疲れているだけ、大丈夫」。そう夫のデヒョン(コン・ユ)にも自分にも言い聞かせる彼女だったが、ある日から、まるで他人が乗り移ったような言動をとるようになる。その時の記憶はすっぽりと抜け落ちている妻に、デヒョンは傷つけるのが怖くて真実を告げられず、ひとり精神科医に相談に行くが、本人が来ないことには何も改善することはできないと言われてしまう。なぜ彼女の心は壊れてしまったのか。少女時代から社会人になり現在に至るまでの彼女の人生を通して、見えてくるものとは—

監督:キム・ドヨン
出演:チョン・ユミ、コン・ユ、キム・ミギョン 

原作:「82年生まれ、キム・ジヨン」チョ・ナムジュ著/斎藤真理子訳(筑摩書房刊)
2019年/韓国/アメリカンビスタ/DCP/5.1ch/118分 

原題:82년생김지영 
© 2020 LOTTE ENTERTAINMENT All Rights Reserved.
配給:クロックワークス

10月9日(金)より 新宿ピカデリー他 全国ロードショー